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日常はたそがれて  作者: 小五郎
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世界を変える方法について

今日、私は誰と話をしただろう・・・。


一人暮らし、会社から帰って、ゆっくり湯船につかりながらそんなことを思った。


確かに仕事上では話をする人はいるし、雑談もするけれど、どこか微妙な点において、それは自分自身が話しているのとは違う。その場所に則した自分の虚像が、雰囲気という景色にあわせて透過している。そんな感じ。


それは普通のことで、当たり前なのかもしれないけれど、そうして一日が終わってしまうことに最近、虚しさを感じている。


私は昔から自己主張が苦手で、思ったことを素直に話せればよいのだが、一呼吸おいて、頭の中で反芻してから話そうとしてしまう癖がある。


そうすると、話すタイミングが微妙にずれて、結局話せずに言葉を飲み込んでしまうことになる。そして反芻した自分を飲み込むとき、自己嫌悪の言霊を飲み込んでいるように感じるのだ。


うまく話す必要もないし、面白いことを話さなければならないわけでもない。起承転結、オチが必要なわけではない。そんなことはわかっている。それに、そもそもそんなことは私にはできないということも。


ちょっと疲れているのかな・・・。


お風呂から上がり、身体を拭いて、ドライヤーで髪を乾かしていると携帯が小刻みにゆれた。

読んでくださりありがとうございます。

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