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なぜ生きるか? それが知りたい!  作者: 赤木 爽人
第3章 「交差」 『繋がる宿命の糸』
69/151

3-3

 外を見る剛、そこには江別市の田園風景と山並みが見えていた。

「あれ、何だか懐かしい風景だ」

「──」

「小学生の頃、よく裏山の渓流に行って釣りしてたな」

「小学生…渓流、釣り…」

「うん」

「そうだ剛、あなたの初恋って誰? 」


 咄嗟に香織を見る剛。


「なんだよ突然」笑う。

「大切な事なの」真剣な眼差しの香織。

「…」

「今、釣りの話をしたわよね」

「うん」

「渓流の事を思い出して苦しくないの? 」

「別に」

「息苦しくならないの? 」

「なんで、大丈夫」

「じゃあ教えて、今しかないわ」迫る香織。


 剛は勢いに押されて応えた。


「うーん加藤梨花子先生かな、小三の時の担任の先生、とっても綺麗だった」

「違う違う! 」声を荒げる。

「な、なにが? 」

「同世代の子供に対する初恋よ」

「え? 」

「どうなのよ!」

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