表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
なぜ生きるか? それが知りたい!  作者: 赤木 爽人
第3章 「交差」 『繋がる宿命の糸』
64/151

1-4

 反対側の出口では大型トラックが路肩で停まっていた。


 異変に気がついたドライバーは、運転席から降りて変わり果てたトンネルの姿を見ていた。そして携帯電話を取り出し警察に電話をかけ、何台かトンネル崩落に巻き込まれた可能性がある事を伝えた。


 その後三清山賀製薬に電話をかけて事情を説明した。


 三清山賀製薬ではドライバーの連絡を受けて、ただちに各部署の責任者に来社の予定がないか緊急社内メールが回された。この近辺には動物園と三清山賀製薬本社くらいしか目立った施設がないので当然の成り行きだった。

 それが、広報部長の目にとまった。諸岡からの連絡を受けていたのもこの部長だ。

 時刻も既に始業時間の九時を回っている。

 広告代理店『爽』の人間が打ち合わせに遅れた事など今まで一度もない、それに何の連絡もよこさないとはおかしい──部長は確信した。巻き込まれたのは諸岡と永澤に違いない。

 広報部長は諸岡に電話をかけた──通じない、何度かけても電波が届かなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ