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なぜ生きるか? それが知りたい!  作者: 赤木 爽人
第2章 「進藤 達也」(シンドウ タツヤ) 『命の連鎖は途切れない』
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4-4

 お父さんはどうしていいか分からず、里奈を力強く抱きしめるとなだめるように言った。

「大丈夫だよ、大丈夫、それに里奈だって年長さんになったら動物園遠足にいくんだし」

「イヤダイヤダ」今度はお父さんの首にしがみつく里奈。お父さんは抱きしめる事しかできない。


 走って行った達也はまみ先生の腕に潜りこむとハイタッチ! 『イエィ』バスに乗り込んだ。

「わあああああ」バスの中で歓声が上がる。

「遅れてごめんなさい」達也は大声で謝りゆうくんの隣に座った。

「出発だ」ゆうくんが大声で言うと「しゅっぱつ」の声があちこちから聞こえてきた。

「それじゃみなさん、行ってきます」まみ先生は見送りの親御さんにそう言うとドアを閉めた。


 バスのデジタル時計は八時七分。


 動物園へ向かってライオンバスは出発した。

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