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妹大好き九条さん

結構期間が空いてしまったので、覚えている人いるかな?

いるといいなと思いながらこの話を書きました。

まぁ、始めても「あ、HUNTER×HUNTERまた連載始めたんだ?」くらいに思っていただければいいかな?とか思ったり……よし、暗い話はやめです、読んでください。

朝、昨日とは違い、部屋に布団を敷き寝ていた俺は妹からのモーニングコールにより目を覚ました。

「ん……起きた起きた、覚醒したぞ……」

『本当ですか?では、下へ来てください!味噌汁が冷めてしまいますよ?』

「うぃ」

本格的に目を覚ますために一度伸びをした俺は窓の外を見てまた、決心を固めた。

「俺が代表なんだよな……うし、今日から頑張るか」

なんて、いつもは言わないようなことを1人で口に出してみたりして俺は昨日のことをあまり考えないようにしていた。

自分が死ぬ……そんな事考えたことも、考えたくもない事だ、死にたくない……それはみんな思っているはずだ。

「……くそ、異能機関が動き出すなんて……」

ネイカの言っていた同級生というのも機関と関わりのある人間なのだろう。

でなければ、そのことについて知っているのもおかしいし、知っていて機関から何らかの処分が下されていないのは変だ……結論、確実にその同級生は黒だ、俺の話したやつもそうだけど。

「……考えても仕方ねぇか……」

よし、と俺はひとつ決断をすることにした……それは!





「学校を休学する!?」

「あぁ」

「本気ですか!?お兄様!」

「もちろん、口だけじゃなく本当に休学しようと思う」

「連載始まって七話でそれは早すぎます!」

「お前はなんの話をしているのかな?」

メタい発言は自重してほしいが、言い分としてはまぁ、一部の人間にとってはもっともなものなので、俺は抵抗することはなく話を進めることにした。

「今から本気で挑まねぇと確実に大会で何らかを失うことになる……それが、人なのか物なのか……もしくは、記憶なのかは分からねぇ、けど、俺はもう失いたくないんだ」

「お兄様……でも、私昨日見てしまったんです」

「……わかってる、お前が本気で止めるってことはそういうことなんだろうな」

「お兄様が女の子をはべらせているところを」

「うんうん……うん??」

あれ?俺の想像してた答えとちょっと違うな?はべ……なんってったっけ?

「今なんて言った?」

「お兄様が女の子をはべらせているところを……」

「……」

「よく分からないのですが……可愛い女の子達にデレデレするお兄様が」

「まじかよ……」

俺は最初に言った通り妹にしか興味が無く、その愛もちゃんとTPOを考えてのものだ。

厳粛な場で行為にうつつを抜かすようなことはしない清潔な愛だった……はずなのだが……。

「なぁ、俺がどうしてそんなことになってるのかわかるか?」

「分かりたくないです」

「え?いや、お前の能力だったら分かるだろ?」

「お兄様のばか」

「……」

今は少しだけ機嫌が悪いのだろうか?

仕方ない、少しだけ時間をおいて妹の飯を食ったあとにどこか連れて行ってやるか。




「お兄様いかがですか?」

「ん、メチャクチャうめぇ……」

「良かったです!……あ、ぷいっ」

「なぁ、そろそろ、機嫌直してくれないか?」

「知らないです」

「……今日一日何でも言う事聞いてやると言ってもか?」

「なんでも……ですか?本当に?」

「あぁ、何でもだ」

「であればセッ……」

そこまで言うとネイカは少し考える素振りをして悩み、悩み抜いた挙句に答えを出した。

「キス……してもらえませんか?」

「キス?そんなものでいいのか?」

「お兄様からのキス以上に価値があるのはSEXと添い寝しかありません!……それ以上を望みますか?」

「いえ、キスでお願いします」

「キス……ふふ、お兄さまから頼まれたのなら仕方ないですね!」

うまくはめられた気分だ……。

だが、まぁそう悪い気はしない、多分ネイカなりに俺のことを気遣ってくれているのだろう。

その後は機嫌の良くなったネイカにアーンやご飯をよそってもらったりしながら美味しく朝食を食べることが出来た。





俺のスキルデバイスは有能だ、例えバジリスクのような古の化け物が出てこようと難なく葬りされるだろう……。

しかし、大会だけは違う。

俺がなんの努力もせず勝ち進めるそこらのチートやろうと一緒にしてもらっては困る。

そりゃ、努力も苦労もする、でなければ俺はとうの昔に死んでいたと堂々宣言できてしまう。

俺は無能なのだ、こんな機械に頼らなければならないほどに力が足りない。

いくら頭があろうと、力が及ばなければ、作戦の遂行すらままならない。

そんな歯がゆい思いを今までしてきた。

「……っふぅ、そう言えば可憐も休んで家に来てもらえるよう頼んでおいたはずなんだが……もうそろそろ着くか?」

俺がそうポツリとつぶやくのを知っていたかのようなタイミングで、玄関から俺を呼ぶ声がした。

「お、きたきた……」

「やっほー、相変わらず身長小さいね蓮太きゅん!」

「帰れ」

俺は玄関にたっていた可憐じゃない女性をスキルデバイスによって発生させた突風によって吹き飛ばした。

「いや!ちょっと待って!?いきなりは酷くない!?」

「朝っぱらから失礼なこと言いに来るやつが悪い」

「あ、あはは……いやいや、今日は別の用事できたんだよ」

「別の用事?俺はお前に何も借りてないし貸してないぞ?」

「いや、そういう高校生男子のやりとりじゃないんだから……聞いたよ?君狙われてるみたいじゃない」

「ふん、お前には関係ない」

こいつの名前は孤月桃、いわゆるラスト忍者と言うやつだ。

飛天孤月流とかいう、どっかから取ってつけたような流派を使うのだが、強さだけはそこらにいる能力者のかなう相手ではなく、この間も敵国の軍隊を1人で沈めたとか……。

「で、なんか関係あるのか?俺が狙われてることとお前がここに来ること」

「よくぞ聞いてくれたネ!実はさ、君に提案をしに来たんだよ」

「提案?」

「そうそう!提案提案!」

そう言うと桃は、真剣な眼差しで俺に言った。

「私達の里に来ないかい?確実に君を守ってあげる……それこそ大会まで」

「ほう、俺を守ってくれるのか……それはそれはいい話だな」

魅力的な話だった。

こいつに守ってもらえば俺は確実に安全に、大会当日まで生きていられるだろう。

そうと決まれば俺の言うセリフはもう決まっている。


「だが、断る!」


劇場版名探偵コナンゼロの執行人の上映が待ちきれなくて夜も眠れない天羽アクトです。

今回こそはコナンくんより先に犯人を暴きたい!

そんな無謀……いや、無茶?無理……そう!無理なことを考えながら今日も今日とて執筆していくのです!

みなさんも見に行きましょうね!

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