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モザイク5〜MOSAIC PART 5  作者: AKI
捜索編
43/61

相談と言う名の

千香の母『はい、杉原です。』


葵『おばさん、葵です。千香は居る?』


千香の母『・・・。』


葵『おばさん?』


葉『俺もいるよ。』


千香の母『葉くん!?千香は!?』


葵『え、公認だったの?』


葉『違うって。千香ん家でも遊んでたから、バレてたかもしれないけど。』


千香の母親が家から出て来た。


千香の母『千香はどこにいるの・・・。』


悲痛な表情と声だ。


葉『正直に話すと昨日、一昨日、その前は俺と一緒にいました。で、昨日喧嘩別れしちゃって・・・俺はてっきり自宅に帰ってるものだと思ってたから・・・。』


千香の母『喧嘩別れ?葉くんの家に泊まってたんでしょ。』


葉『えーっと・・・。』


葵『千香は葉の家にお泊まりしてるって説明してたんだね。』


葉『ば、馬鹿!!勘繰られるようなこと言うなって!!』


千香の母『今日の朝も千香から連絡があったんだけど・・・。』


ママおはよー(^ω^)今日もげんきにいってきまーす(≧∇≦)


葵『学校に?』


葉『でも、来てなかったよな。(また嘘つきやがって・・・。)』


千香の母『もしかして、昨日も一昨日も欠席してた?』


葉『ぐっ!?』


葵『私たち、明日は休みだから千香を探します。きっと葉と喧嘩して拗ねて、漫喫とかで時間潰してるはずですから、アキバとかにいるのかも。一人じゃ怖いから、二人で探してきます。行こ。』


葵は葉の腕を掴んだ。


私『私のせいで、ごめんね。仕事もキャンセルしたんでしょ。』


佐村『明日の検査結果次第で家に帰れるんだ。余計な心配は体に毒だろ?』


私『・・・目の下にクマできてるよ(笑)』


急に優しくなったから体が違和感を感じているのだろう。欠伸も口を閉じて何百回としていた。


サムが照れ臭そうな顔をしていると、約束の面会の時間になった。


私『苗、久しぶり。いい子にしてた?』


苗『うん。』


穂『葉も帰ってきたしね。』


佐村『あいつ、もう帰ってきたのか(笑)』


私『良かった。私も早くお家に帰らないと。葉は私のこと、なんか言ってた?』


穂『うーん・・・あんまり、覚えてない。すぐに自分の部屋に閉じこもっちゃったから。』


苗『ママのこと、忘れてたんだって。』


悔しいけれど、思春期ってそんなもの。私もそうだった。苗の言葉のあと、穂が驚いたような表情をしているように見えた。


穂『な、なんで、葉が色葉さんのことを忘れてたってことを知ってるの!?』


穂が動揺してる。なんで?


佐村『あまり大声出すなよ。病院だぞ。』


苗『昨日も隣の部屋が眠れないほど煩かったんだ。ドンドンドンドンって。』


私『ドンドンドンドン?』


穂『佐村さん、相談いいかな。』


穂は私の疑問を遮るようにサムに話しかけた。


佐村『俺に相談?』


穂『色葉さんが心配するといけないから、外に来て欲しい。』


私『ここで相談していいよ。』


穂『でも、プライベートな事での相談だから・・・。』


そう言いながら、足早に外に出て行く穂。プライベートな事ならサムに相談というのも、おかしな話だ。怪しい・・・って、アレ。


私『パパは?』


苗『ついて行ったよ。』


駐車場・・・


佐村『おい、どこまで行くんだよ。』


穂『私の車。』


佐村『俺の家庭を崩壊させるような相談じゃないよな。』


穂『とにかく話だけでも聞いて。』


佐村は渋々車に乗り込んだ。

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