表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
モザイク5〜MOSAIC PART 5  作者: AKI
捜索編
41/61

変な夢

佐村『本人に聞かないとわからないですけど、付き合い始めてからは吸っていないはずです。』


和田『煙草ですか?』


佐村『いや・・・規制されてるヤツ・・・マリファナ・・・。』


和田『マリファナは依存性はありますが、20年も前に断ち切っているなら、問題ないはずです。』


佐村『問題ない?なら、今の話は聞かなかったことにしてもらえますか。』


和田『ええ。どちらにしても7年で時効ですから。』


佐村『時効だったのか・・・喧嘩のときは過去のことを責めたこともあったな・・・。』


和田『とりあえず、奥さんが目覚めたら、ナースコールで。脳出血はないので、今日中に目覚めるはずです。』


葉くーんっ(O_O)葉くーんっ(O_O)


葉『こういうことになるから、迂闊に連絡取んなって言ったろ!!このバカ!!』


千香『うっさいタコ!!二人揃って無断欠席だし、クラスの半分以上の女子のID持ってるなんて知らなかったし!!』


葉『葵に俺と一緒に居るって口を滑らせたのはお前だろ!!捜索されたら最悪だぞ!!』


千香『話を逸らすな!!ID聞いて回ったんでしょ!!いつ!!』


葉『大声出すなよ。お腹に響くんじゃないか。』


千香『うっ・・・。』


葉『ん?』


千香『げほっ、げほっ、そうだね、と、トイレ行ってきま・・・くる。』


千香はつわりのフリをして公園のトイレに逃げ込んだ。


千香『どうしよ・・・そろそろお腹が大きくならないと感づかれちゃう・・・。』


考えに考え抜いて出した答えは


千香『流産したって嘘をつけばいいんだ。』


でも、唐突すぎるから


千香『襲われたことにしようかな。』


でも、傷一つもなしに騙せないだろうから


千香『・・・。』


ピロン


学校が終わったし、部活も休みだから、捜索開始(^ω^)b


葉『・・・マジかよ。』


千香がトイレから出てきた。


千香『ごめん、待った?』


葉『これ見てみろよ。』


千香『捜索開始!?』


ピロン


ママです。今どこにいるの?


千香『こっちはママから・・・今、気づいたけど充電もない。一旦、家に帰りた・・・じゃなくて、帰った方が良い気がする。』


葉『家に?』


千香『捜索なんて言ってるから、大事になりそうだよ。』


葉『そんなことは承知の上で家出したんだろ。俺はバイトを探すから、千香は今夜泊まれる安い部屋を探せ。』


千香『だから、服とか下着とか・・・。』


葉『誰の為にこんなことしてるのかわかってんのか?』


千香『・・・わかった。探してくる。』


そう言い千香はとぼとぼと歩いて行った。それを見て葉が叫ぶ。


葉『ショップか、どっかでスマホを充電して連絡は取れるようにしろよ。』


千香『・・・うん。必ず連絡はするよ。』


ピッ・・・ピッ・・・ピッ・・・


佐村『もう夕方か・・・あのヤブ医者め・・・結局、目覚めなかったじゃないか・・・今日の晩飯はどうするか・・・穂って料理できるのか・・・苗は寂しくないだろうか・・・葉は・・・。』


苗を穂に預けたことで、本当に家族が離ればなれになってしまい、味わう孤独。そんな孤独に押し潰されまいと、サムは私が眠るベッドに顔を埋めて眠った。昨日と同じように。夕食も食べずに。いつかの私みたいに。


私『んん・・・ん・・・?』


佐村『ZZZ...』


私『サム・・・。』


時計を見ると朝の5時。ここはどこだろう。辺りを見渡すと、答えはすぐに見つかった。


私『病室・・・。』


鼻には管が通されてるみたい。ちょっと息苦しい。


私『げほっ・・・げほっ・・・。』


気持ち良さそうに寝ているサムを起こさないように咳込んだつもりが・・・。


佐村『目覚めたのか!?』


私『わっ!!びっくりした・・・。』


佐村『三日間、目覚めなかったんだぞ。』


私『三日も・・・そういえば、そのくらいの数寝た・・・。』


佐村『夢の中で?』


私『うん・・・変な夢だった・・・プチ走馬灯だったのかな・・・。』


佐村『不吉な事言うなよ・・・。』


私『夢の中の私から瞳さんって言われたんだ・・・名前だよ。人見じゃないよ。』


佐村『夢の中で自分と話したなら、物語の辻褄合わせで、瞳さんって人にお前が振り分けられただけだろ。』


私『オマエ?げほっ・・・げほっ・・・。』


佐村『大丈夫か・・・。』


私『大丈夫なワケないでしょ・・・お医者さんからは、なんて言われたの・・・?』


佐村『大事に至る事はないと。』


私『決まり文句ね。母さんのことを思うと、私もそろそろなのかな・・・。』


佐村『だから不吉なことは口にするなって(笑)二人が成人するまでは・・・。』


私『そういえば葉は!?」


佐村『連絡がつかない。友達の家でも転々としてるんじゃないか?』


私『いつから不良になったんだろ・・・。』


佐村『不良?思い詰めると余計に容態を悪くするぞ。』


私『だって・・・私の葉が・・・。』


母親の気持ちがわかるようになってから、身体も心も擦り減る量が多くなっている気がする。完全に擦り減らしたとき、私はどうなってしまうのだろう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ