第2話 青山さくらの実力
人物
青山さくら Eクラス。15歳。大型剣を使う。
第1訓練場へと向かった空斗は、あまりの広さに驚いていた。他の男子と違い、あまり女には興味がないらしい。男子生徒は先生の容姿にみとれている。先生はいつのまにかジャージ姿になっていた。ぱっと見はきれいなロング黒髪の巨乳の姉さんという感じだ。男勝りの所を抜けばだが。全員そろったのを確認し、説明をはじめる。
「ここが第1訓練場だ。人工的に鋼魔獣をデータ化し、立体化することで本物とそっくりにつくることが可能だ。」
「うをーすげーな、やっぱさすが国立だな~。」
「だよなー」
「そこ黙れっ」
「「すっすみません。」」
先生の圧力に屈する二人だった。先生の話は続く。
「ところで、こいつと戦ってもまず死ぬことはないから安心しろ。タイプは火炎、レベルは標準の3《サード》にしてある。お前たちはレベルCまでの技なら何をつかっても構わん。思う存分戦ってくれ。時間はひとり10分だ。成績は付けない。お前たちの技、適正、性格を見さしてもらう。以上だ。」
出席番号順に整列し、青山から順番にテストする。
「あ~、緊張するな~。」
どこか可愛げのある女子の雰囲気を出している。
「青山さん、がんばってー!」
「ファイト~」
友達も多いらしい。声援を送られながら、青山は駆猟器と向き合う。自身の駆猟器、大型剣を構えた。そして先生が叫ぶ。
「制限時間10分、青山さくら、戦闘開始!」
ピピ~~。
先生の笛の合図とともにはじまった。
ドスドス、ドスドス、、、
鋼魔獣は大きな足音をたてて青山に一直線に向かっていく。
「接続‼」
青山がそう言うと大型剣が反応し、埋め込まれているコアが光をはなった。
ヒューーーン!
〔リンクスタート。接続します。〕
機械音声のような声がして、駆猟器とその持ち主だけができるリンクがはじまった。
ヒューーン。
コアから光データが溢れ、周りをぐるぐる回る。メートルほどあった剣が数10センチたてと横に広がる。本当の大型の剣の姿となった。
〔リンクが完了しました。〕
これで武器の所有者はある程度の技を発動、操作するこが可能になる。
音声が終わった瞬間に青山は鋼魔獣めがけて走った。
「はぁぁぁぁっーーーー!」
ヒュッ!
そのまま突っ切って正面から誰斬りにかかるのかと思いきや、一瞬のうちに上に跳んだ。鋼魔獣は基本小回りが利かず、大雑把な動きしかしない。そこを突いたのだ。鋼魔獣も一瞬敵がどこにいったか探す。その瞬間、右手に大型剣を右に持ち、C難度の技を発動させ、回転しながら斬りかかる。
シュイ―――――――ン
「ハァッッ!!!」
シュパッ!
顔面を真っ二つにされた鋼魔獣は、悶えることなく、光データ化され消えた。
ピピ――――「そこまでっ!」
笛がなった。
「戦闘終了。かかった時間は3分、見事な腕前だ」
「あ、ありがとうございますっ!」
褒めの言葉をもらいとてもうれしそうだ。実際、5分を切ればいいほうなのだ。友達からもすごいじゃん、等の言葉をさっそくもらっている。そしてつぎの人、また次の人と、出席番号順にテストは進んでいった。
――――――「つぎ、渡部空斗お前だ。」
「はい。」
ようやく、空斗の出番がきた。




