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神速の裏剣使い  作者: 神崎渚
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第1話 4月3日、入学式。

登場人物

渡部空斗(わたべそらと) 主人公。少し暗い性格の持ち主。15歳。中型剣デバイスソード型の駆猟器カスタムを使用。

青崎黒音(あおさきくろね) 体育科教員。女性。口調が強め。長剣レイピアを使用。

語句

鋼魔獣ドローン 謎の生物。世界中を侵攻している。

駆猟器カスタム 鋼魔獣の源であるコアから研究された武器。剣や銃などが一般的。

接続アーカイブ 人体とカスタムをリンクさせるときに使う。合言葉のようなもの。


1800年、この世界は鋼魔獣(こうまじゅう)通称、鋼魔獣ドローンという未だ謎の生物に支配されている。1900年代後半、世界首脳はこれの進行を阻止すべく対鋼魔獣ドローン用に人が対抗できる武器を開発した。鋼魔獣は、魔岩という鉱石でからだが覆われている。そのからだを動かすために、からだの中心にあるのがコアと呼ばれる物体がある。そのコアをもとに研究してつくられた武器が駆猟器カスタムと呼ばれる武器だ。形は剣や盾、銃など様々な武器として利用されている。その武器を人が使用することで人間と接続するこで、能力《イマ‐ジメント》と呼ばれるいわば、物体の操作や技を繰り出すことが少しながら、可能となった。ついに20xx年、人類は駆猟器カスタム使用し鋼魔獣ドローンと戦う術を身に着けた。


時を同じくして、一人の少年、渡部空斗(わたべそらと)は今年この学園に入学した。


 20xx年4月3日


4月は入学式が、どの学校でも行われいている。今、ここ第5地区・1区域・國立第3學園高等部でも、入学式が行われている最中だ。毎年恒例の、學園長先生の話が始まっている。

「みなさん、ご入学おめでとう。楽しい学園生活が待っていることでしょう。これからの3年間、大いに頑張ってもらいたい。以上だ。」

パチパチ、パチパチ~。拍手の音と一緒に入学式が終わった。


國立第3學園。この国〔日本帝國〕には1900年代頃より、5の地区がつくられ、さらにその一つ一つの地区を6の区域にわけられた。ようするに30の地区が存在する。国立の学校は全国に3つしか存在しない。その一つがこの國立第3學園だ。国立の学校では、授業に必ず「戦闘訓練」という鋼魔獣ドローンと戦闘できるためにと対鋼魔獣ドローン用のカリキュラムが組まれている。能力《イマ‐ジメント》の特訓やチームを組み模擬戦をする授業もある。


入学式が終わり、クラス分けが発表さる。クラスは1学年A~Eまでの5クラスあり、渡部空斗(わたべそらと)はEクラスに配属された。Eクラスは少し特殊なクラスとなっている。全国から集まっている学生のなかに、数名6地区から来る生徒がいる。6地区、通称〔貧民街〕。親のいない子供たちが孤児院で住んでいる場所だ。空斗はそこの出身だ。空斗は座席についた。出席番号順なので一番隅っこの座席だ。しばらくすると、先生が教室に入ってきた。青崎黒音(あおさきくろね)、女性の体育科教員だ。年齢は29歳。端的な口調が特徴が特徴である。

「さぁー、SHRショートホームルームをはじめる。席につけ。」

「では、出席をとる。青山桜。」

「はぁい。」

「岩崎蓮。」

「はいっ。」

…………そして最後、

「渡部空斗。」

「はい」

いつも通り、どこか暗い元気のない返事をする。

「うん、これで出席確認はおわり。そして次だがえ~、突然で申し訳ない。これから対鋼魔獣ドローン戦闘の判定テストを受けてもらう。」

「「ええええ~。」」

クラスの大半がそう思っただろう。

「マジかよ、だっる。」

「私無理なんだけど~」

「まぁー楽しそうじゃん!」

とつぎつぎに愚痴をこぼしはじめた。

「はい、静かに。場所は第1訓練場だ。授業でも使うから覚えとけよ。それじゃぁ私についてこい。」

ガラガラ~。最後の人が教室のドアを閉めた。渡部空斗である。人ととの会話や接触を自ら好まない、暗い少年なのだ。でも内心では友達が欲しいという気持ちも微かにあるように思える。

「まったく、教室の扉くらい閉めていこうよ。はぁ~。友達できそうにないなぁ~。」

こうして空斗も第1訓練場へと移動するのだった。



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