赤い悪夢
一ヶ月以上放置してた癖にやたらめったらめちゃくちゃ短いです。
あと一応15禁にはしてありますがスプラッタがありますので苦手な方は今のうちにUターン&ランナウェイして下さい。
というか18禁に引っかからないよな?大丈夫だよな??……かなり不安です。
…それでは、ワンクッションを置いて本文へGO!!
男は夢を観ていた。
何処までも赤く、赤い、夢。
あちこちに飛び散ったどす黒いドロリとした液体。
元が誰だったのかすら分からない程に原型を留めていない肉塊。
しかし、そのすぐ近くに散らばった持ち物からそれが誰なのか、男には辛うじて分かった。
___それは少女なのだと。
全てが真っ赤に染まって見えた。
その中で一際赤い少女の残骸。
男の頬を涙が伝う。
よろり、よろり、と近づき、崩れ落ちる様に膝を折り、それへと手を伸ばす。
「……ぁ…」
口からかすれた声がこぼれ落ちる。
嘘だ、嫌だ、何で。
様々な感情が入り混じり、消える事なく頭の中で駆け巡る。
頭がどうにかなりそうだった。
胸が詰まって息苦しい。
涙で前が見えない。
鼻の奥から脳髄に絡みつく、鉄に似た、しかし鉄とは全く異なる血の匂い。
腕の中に抱き抱えた四肢の重さと湿った感触。
気がつけば男は自らの絶叫で目を覚ましていた。
……この前書きと本文の落差は何だ。
と、読んで下さった皆さんはきっと思われたことでしょうね。
自分で思ったのに他人が思わない筈が無い!!
……ハイ。大変失礼いたしました。