プロローグ:出会い
初投稿です。読んで貰えたら嬉しいです。
「あっ、寝てた。」
山口県、中東第一高校。そこでは今入学式が行われていた。
「終わったし、帰るか。」
桜が咲く道を歩いていると、後ろから声を掛けられる。
「ねぇ、あんた。ちょっといい?」
振り返ると、そこには美女が居た。170cmくらいの高身長で、ショートカットのクール系女子。
ブレザーの上からでも分かるくらいの豊満な胸が思わず目に入ってしまう。
「あんた、中学バスケ県大会mvpの鳴瀬蓮だよね?」
どうやら俺の事を知っているようだ。まあ、知ってるのも無理はない。これでも、中学ではバスケエリートだったんだから。
「そうだけど、何?」
「中東第一に来たって事は、高校でもバスケするんでしょ?」
中東第一はバスケ強豪校だ。去年は全国ベスト8になっている。山口県でバスケをしていれば、知らない人はいない。
「ごめん。俺バスケ辞めたんだよね。」と言うと、彼女が目を見開く。
「なんで?決勝でのプレー、凄かった。しかもその身長でスモールフォワードでしょ。あんたが中東第一に入れば、全国優勝も狙えるのに。」
「飽きたんだよね。バスケにさ。あの試合も結局負けちゃったじゃん。30点取ったからmvpに選ばれただけで、優勝は出来なかった。」
「それより、君めっちゃタイプ。良かったら付き合わない?」と冗談交じりで言う
「あんたくらいのやつがバスケに飽きるわけないでしょ、嘘つくのやめなさいよ。」
すると歩き出す彼女。そして振り返り、
「バスケ部入るなら付き合ってあげてもいいわよ。私マネージャー志望だから。」と言い帰っていく。
彼女が見えなくなるまで、俺は何も出来ず立っていた。
そして呟く。
「バスケ、やるか…」




