⑦
それから数日が経った。その間にも、僕はあの夢を見続けていた。あまりにも同じ夢を見続けるので、一度店長に相談しようと考えた。
今日は土曜日。友樹も唯も朝から出勤している。折角だからお昼の休憩の時に2人にも相談しようと思った。
そして、昼休憩。1階のスペースで食事をしながら談笑していた。
「ん?ちょっと電話出てきます」
唯の携帯に着信が入り、唯は僕たちから離れたところで電話を受けた。
「もしもし…あれ?はるかのお母さん?」
「はい…はい…え?昨日?」
唯がこちらに駆け寄ってくる。
何だかあまりいい雰囲気ではない。
「店長、昨日の夕方に女子高生とお母さんってお店に来ました?」
「女子高生とお母さん…いや、夕方は常連の増田さんと酒井さん以外いなかったよ」
「実は、昨日の夕方にはるかとはるかのお母さんがお店に来たみたいなんです。そして、2階に上がった後、この休憩スペースで休んでいた際に、はるかが行方不明になったみたいで…」
「…え?」
僕も店長も友樹も、そして、電話を受けている唯でさえも、この話を瞬時に理解することはできなかった。
「はるかさんは結局見つかっていないの?」
僕が聞くと、唯は頷いた。
「店長、どうしますか。一度はるかさんのお母さんに事情を聞いてみますか?」
「そうだね…唯ちゃん。はるかちゃんのお母さんをお店に呼んでくれるかな」
「分かりました」
急遽だが店を閉め、はるかさんのお母さんの到着を待った。




