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夢占い  作者: よし
答え合わせ
85/95

目を覚ます。時刻は丁度午後0時。

朝の時間から5時間近く経過している。

視線を感じる。感じる方向を見ると、圭介が僕の方をずっと見ている。


「パパだいじょうぶ?」

「圭介、見ててくれたのか?」

「パパ、ないたりおこったりしてた」

「え?」

「だから、しんぱいしてた」


俺は圭介の頭を撫でる。心配を取り除くように。


「ありがとう圭介。大丈夫。パパは心も体も強いから無敵なんだ」

「うそつき」

「嘘じゃないぞ!そうだ。じいじはどこにいるか知ってる?」

「しってる」


圭介が案内してくれるようだ。

俺は圭介の後に続いた。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

「じいじ」


父さんは台所で昼ご飯を作っていた。

俺の姿を確認した父さんは何かを察したのか、圭介に携帯ゲーム機を渡し、リビングに移動させた。


「楓に停められているのに」

「大丈夫さ。事情を話せば受け止めてくれるよ」


父さんは料理を一度停め、椅子に座った。


「…分かったか?」

「うん。色々と。だから父さんと答え合わせをしようと思ったんだよ」


父さんも覚悟を決めたのか、俺の目を見つめたか


「分かったことを話してくれないか」


怒っているわけでも、悲しいわけでもない。でも、父さんからは何か圧を感じる。形容し難いが、父さんの責任のようなものか。


「まずは、明実さんとはるかさんについて。明実さんは、草間の妹。はるかさんは過去に俺と親しい関係だった」

「…俺か」

「何か、僕よりも俺のほうが今は使いやすいんだ」


自然と一人称が変化していた。俺は今の方が自分に合っていると感じている。


「そして、一番大事なことを伝える」


−−−−康太くん、雫さん、本田さん







−−−−彼等と俺は家族だった。





−−−−そして、父さんとは家族ではない。




沈黙が続く。空気が重い。この場から逃げたい。




「…その通りだ」

「父さんは、俺とどのような関係性だったの?」

「…お前の本当の父さんの弟だよ」


つまり、父さんは俺にとって叔父にあたる存在だった。


「…」

「…真実を知って、どう思った。何を感じた?」

「…一度負の感情に流されそうになった。でも、昔の自分が留めてくれた。そして、父さんや友樹、唯、楓、圭介。俺には自分以上に大事な人がいる。その人たちを、そして、俺は俺自身を守ってやりたい。本当の自分で、大事な人たちと向き合いたい」


俺の思いを聞き、顎髭を触りながら考え込む。そして、父さんは過去の話を始めた。

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