表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夢占い  作者: よし
2人の女性
79/95

「…そう。私の旧姓は草間。なんで分かったの?」

「それは後ほど説明します。もう一つ伺いたいことがあります」

「なに?」

「はるかさんはバイクの免許を持っていましたか」

「…えぇ。あの子はバイクが大好きだったから」


全てがつながった音が聞こえた。

明実さんとはるかさんは、店には来ていたが姿が見えなかったこと。

購入者リストの後藤さんの名前。

明実さんの旧姓が草間。

はるかさんはバイクが好きなこと。


「…全容が分かりました」

「え?」

「はるかの行方も!?」

「うん。一度僕の考えを話してもいいですか?」


しかし、もう一人登場人物が必要だ。


「この購入者リストの『後藤』さんに連絡をします」

「え?」


明実さん以外の3人が不思議そうな表情でこちらを見つめている。


「明実さん、この人が今回の件の全てを握っていますよね?」

「…」


明実さんは一言も発しない。ただ静かに、落ち着いた様子を崩さずに、僕の顔を見ている。


僕は購入者リストに載っている後藤さんの電話番号に電話をする。


発信音が鳴る。





−−−−−−よぉ、お人好しさん。



電話からではない。すぐ近くから、奴の声が聞こえる。


「やっぱり、お前か。草間」

「全部分かったみたいだな」

「あぁ。今すぐお前に僕の考えを聞かせてやりたくてな」


先程まで明るかった店内が、休憩スペースを除いて、全てが闇に溶けている。


そして、父さん、友樹、唯の姿は消え、この場には、僕、明実さん、そして、草間の3人しかいない。


明実さんは草間の姿を見ても、何の反応も示していない。恐らく、その姿が答え合わせのようなものだろう。


「まずは何から話してくれるんだ?」

「そうだな。まずは草間と明実さんの関係性についてだが、あんた達は兄妹で間違いないな」


明実さんは草間に視線を配る。草間は無言で頷き、明実さんが口を開く。


「そう。私たちは兄妹」

「もう証拠はつかんでいるんだよな?」

「もちろん。最初は憶測だった。でも、調べていく中で、自分の憶測を立証できることができた」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ