70/95
③
「詳細に整理してくれてありがとう」
「少し長くなったけど、情報は伝わったかな」
「あぁ。処理しきれていないところはこの紙に書いてあることを見て確認するよ」
僕は紙に書きながら夢の情報を整理して父さんに伝えた。思っていたよりも情報が多かったため、父さんは掴みきれていたところもある。
「この情報を基に、圭太は何を考えたんだ」
「まず、時代が関係している。僕が見た夢は現代と30年前が舞台となっている。その中で、数日間雫さんと康太くんの夢を繰り返し見た。恐らく、30年前に起きた事件と何かしら僕が関与していると思う」
「…続けて」
「もう一つは、同じ造りの建物が3つ出てくる。そして、事件はその建物やその付近で起こる。これは、事件は同じ場所で起きたことを暗示しているのではないかと」
「なるほど」
「そして、草間という殺人犯。はるかさんの事件意外、必ずこの男が関与している。つまり、雫さん、康太くん、本田さん、後藤さんを殺害したのは草間」
僕は話を続ける。
「30年前に起きた事件。現場が同じ。そして、草間という殺人犯。この情報をネットで検索した結果、この事件が出てきた。」
僕は父さんに携帯の画面を見せる。
【草間信一連続殺人事件】




