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夢占い  作者: よし
夢でも会えたなら
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本田さんと後藤さんは同い年で同期入社。最初の配属も同じで、よく2人で愚痴をこぼしたり、将来について語り合ったりとずっと仲良く過ごしてきたようだ。


その後も3人で飲みながら語り合ったが、頃合いの時間になっていた。


「じゃあ、そろそろ帰りますか」

「今日は誘ってくれてありがとうな。佐藤のことも知ることができてよかったよ」

「僕の方こそお二人とこんなに楽しい時間を過ごせて本当によかったです。また明日からもよろしくお願いします」


僕たちは店を出てそれぞれの家路に向かった。


僕は事務さんに自分の自宅の住所を聞いておいた。携帯の地図アプリを使って、調べながら帰ることにした。


しばらく歩き、こっちの世界の僕が住んでいる家に着く。特筆することのないアパートだった。


僕は自宅前のドアに辿り着く。鍵は持っていないので開いているかどうか確認してみると、元々鍵は掛かっておらず、開けることができた。


家の中に入り、明かりを点ける。部屋の中にはセミダブルのベッドと仕事用のスーツや下着類など、最低限のものしか置いていなかった。


「ずいぶんと寂しい部屋だな」


どのみち、夢の中だからそんなに拘らなくてもいい。

僕はシャワーを浴び、寝支度を整え、就寝することにした。


ベッドに横たわり、今回の夢のことを考える。


ゼネコンの会社勤め。本田さん、後藤さんとの出会い。今まで見たことのない世界だったが、逆に新鮮味を感じる。


ふとあることに気付く。

僕はまだ、あの倉庫のような建物に入っていない。あそこに行くことで、行方不明事件をはじめとした問題の解決になる。明日はあそこに行き、何かキッカケを掴むことが出来ればと感じる。



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