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夢占い  作者: よし
目覚め
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「僕たちのバイク屋で行方不明事件が起きるんだ。その行方不明になった人は唯の友達のはるかという女の子だ。あ、夢の中の唯の友達ね」

「分かってるよ」


行方不明事件の経緯、バイク屋にそっくりな建物が2つあること。そして…


「それとは別で、ここ数日、5歳ぐらいの男の子がある男に殺害される夢を見ていたんだ。その男の子を生かすために、その子のお母さんと一緒に何度も方法を試すんだけどダメで…」

「恐いし、不思議だな」

「最初の建物に着いた時、舞台がその夢に変わったんだ」

「…どういうこと?」

「ようするに、別の夢の世界とつながったって言えばいいのかな?」

「複雑すぎてよく分からないけど、お兄ちゃんがこんなファンタジーな話を熱く語るって初めて見たかも」

「そうだよね。超リアリストだから私も聞いた時ビックリしたんだよ」


圭介と父さんは会話には参加せず、2人で食事を楽しんでいる。


「しかも、その親子の名前まで覚えてるんだよ」

「さっき行方不明になった子の名前まで覚えてましたもんね」

「で、その2人の名前は」


−−−雫さんと康太くん


「あと、犯人の名前は」


−−−草間


「夢なのによくそんなリアルな設定になったね」

「意外と兄ちゃん作家になれるかもしれないね」


楓と友樹、唯が僕をからかうように笑う。

本当なら僕もふざけて笑うのだが…愛想笑いしかできなかった。






−−−目の前の父さんが一切笑っていなかったからだ。

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