表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夢占い  作者: よし
目覚め
29/95

「パパ…」

「圭介おはよう」


僕たちの声で目が覚めてしまったのか、圭介が眠そうに目をこすりながら起き上がった。ぼーっとしている圭介を抱き抱え、リビングに移動する。


「コーヒーでいい?」

「うん、ありがとう」


楓がコーヒーを準備してくれる。休日の朝はこうしたゆったりとした時間が流れるのがとてもいい。ずっとこうした時間を過ごしたいものだ。


楓が淹れてくれたコーヒーを飲む。苦味が強く、目が覚める。僕はこのコーヒーの苦味が好きだ。


「圭太さ、なんか最近変な夢ばかり見るけどさ、何か悩みでもあるの?」


楓の言葉に最近起きたことを思い出してみた。仕事の大変さは特に気になることではない。家庭に対しての不満なんて一つもない。むしろ迷惑を掛けてしまって申し訳ないぐらいだ。


「いや、これと言ってはないかな」

「ふーん…そうだ、夢占いしてあげよっか」


夢占い…たしか、見た夢が何かの暗示となっていたり、深層心理で抱えているものを明らかにしたりするものだったはず。


「圭太が見た夢をまとめると、『行方不明の人物を探す』と『繰り返し男の子が殺害される』だよね」

「大体そんな感じだと思う」


楓がインターネットのサイトで調べ始める。

あまり夢占いのようなものを信じたことはない。自分の目の前で起きたことに対して、どれだけ悩みを抱えたとしても、傷付いても乗り越えるものだ。と僕は思う。全ては自分が見て、聞いて、感じたことを信じる。


「でたよ。行方不明の人を探す夢。行方不明になった人は知らない人だよね?」

「うん」

「『もっと注目されたい。もっと構ってほしい』という願望が表れてるんだって」

「なんだよそれ」


占いの結果を聞いて思わず笑いが出た。人によって感じ方は違うが、少なからず僕はそう思ったことは一度もない。


「みんながその行方不明になった人を心配していると、近い内に注目を浴びることが起こるかもしれないって」

「なるほどね。じゃあ僕が何かで注目されるのかもね」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ