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夢占い  作者: よし
運命は−−−
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−−−気付けば時間は戻っていた。


僕の目の前には、ビンクのホテルではなく、寂れて古ぼけた倉庫のような建物があった。


近くの公園では子供たちが楽しそうに遊んでいる。居酒屋やコンビニがあった場所には団地が立っており、小さな町だった面影は一切消えていた。


そもそも、ここが町だったのだろうか。ただ幻を見ていたのではないか。


雫さんも康太くんも、草間も、夢の中の住人。実際にいる人ではない。夢の中に感情移入しすぎてしまっていたのではないか。


心に空いた穴を埋めるように自分を納得させながら、僕は建物に入っていった。


「あら?どちらかな?」


メガネを掛けた70代ぐらいのお爺さんがいた。


「すみません。実は事件の捜査に来まして…」


僕ははるかさん行方不明の経緯を説明した。


「そういうことでしたか…この建物は団地の集会所のようなところでしてね」


この方はこの集会所の管理人をしているようだ。事件が起きた日もこのように受け付けをしていたが、女子高生が来た姿を見ていないらしい。


「そうですか…」

「これだけ広い建物ですから、もしかしたら私が見落としてる可能性もありますけどね」

「ここは昔から集会所だったんですか?」

「違いますよ。ここは30年前はホテルだったんですよ」

「もしかして…ホテルハッピー?」

「そうですそうです。よくご存知で」


−−−さっきまで体験していたことは…


「30年前、この辺りって町でしたか?」

「町と呼べるかは分からないのですが、元々は商業施設や飲食店もあって、割と賑わっていましたよ。若い人たちがよく遊びに来ていましたし、団地もなかったですしね。でも、とある事件がキッカケですっかり過疎化しました」

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