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3話


王子様探しの旅は難航。

と言っても、歩くだけで男達からは2度見され

積極的な人からはナンパされたり強引にホテルへ連れて行かされそうになった。

にも関わらず、

「これも試練なのね。」とポジティブに前を向いていた。


すでに3カ国旅行へ行くが見つからず4カ国目へ到着。

旅行で合ったことを結に話すと「そんなに危ないことばかりなら王子様探しなんて辞めて帰ってきなさい」大激怒。両親からも電話が大量にかかってくる。心配した親友が自国でも人気名高く中々予約出来ないと有名なホテルを予約してくれ、るんるんで向かっていた。ホテルだけでなく有名人や著名人も食べに来るというデザート。

王子様の存在を忘れそうになるほど楽しみにしていた。


到着すると、ピシッとされたワインレッドの制服を来た男性が笑顔で立っていた。

「お待ちしていました。西園寺エリカ様」

「はぁ〜い!私がエリカでぇーす」

男性の眉がピクりと反応した後

「ご案内します」

荷物を持ってもらい部屋に続く


最上階へ到着し、案内された部屋に入ると海が見える絶景の部屋だった。

男性は荷物を置いた後、チップをもらい部屋を後にした。



「夜まで時間あるし、今日は何しよっかな〜?」と持ってきた雑誌を見ながらベッドにダイブする


近くに観光地があるらしく、そこで買い物をしてから帰ることにした。

タクシーに乗り、観光地に到着すると同じ観光客で溢れていた。人が多くなり路地の方に入ると人の少ない露店を見つけ中に入る。

すると、昼間にも関わらず出来上がった男性が愚痴を吐きながら飲み続けていた。

「ホテルに戻ったら嫁が浮気してた?知らねーよ!ったく、なんでこっちが見てないことになんだよ、あ?」

「落ち着けよ、エズラ。拾ってもらった先で働けるなんてって喜んでたじゃねーか。こんな姿見つかったらまたクビだぞ?」

「愚痴ぐらい吐かせろよ。だから、人の少ないこの店に来てやってんだろ」

「他の客も来てるから静かにしてくれよ」


空いている席に座っていたエリカは

ピンク色のお酒と看板メニューのお肉を頼む

さっきまで話していたお客は気だるそうにおつまみを食べていた。

客も2人だけだった事もあり、店主が声をかけてくれた。

「お嬢さん1人か?見ない顔だけど」

「王子様を探しに世界を観光してるんですぅ」

「王子?第1王子なら王宮に居るからここには現れないと思うよ!」

「違いますぅ〜!私だけの運命の王子様を探しに歩いてるんです♡」

「けほっ」

飲んでいた客が吹き出していた

「そうかい、そうかい見つかるといいね!俺は運命のお姫様を見つけて天使を授かったよ!ほら!可愛いだろ?」と店主は飾っていた写真を見せてくれた。そこには2歳くらいの可愛い女の子が写っていた

「可愛い〜♡あぁ〜ん、神さま〜!早く王子様と合わせて〜」と言っているとカウンターで飲んでいた男が振り向き話す

「神様なんている訳ねぇし、運命の王子様なんている訳ねぇだろ!」

「おい、エズラ。夢を見るのなんて自由だろ。それに俺にも運命のお姫様が来てくれた…」

「見つけた!!」

店主が男に話しているのを遮りエリカは叫ぶ

「あぁ?」

「え?」

驚いた2人は顔を見合わせる

「お兄さん、お名前は?彼女いますか?結婚しませんか?」

「うっっぜぇ!なんだ突然」

急なエリカの態度に驚きながら返す


「ずっっと、あなたを探してました王子様♡番ってこんな感覚なのかしら?あなたを見たらビビットきたわ一目惚れ?」

「は?悪いが俺は彼女なんて作ってる余裕なんてねぇし外国女なんてお断りだボケぇ」

「そこをなんとか!お願い!私魅力あると思うわ!あなたの為なら何でもするわ!」

「は?お前頭大丈夫か?だから無理って言ってんだろ!」

「じゃあ、お話だけでも?ね?だめぇ?」

「は?」チッ

舌打ちをした後、男はエリカの胸に目が行く。

ーデケェ


エリカはEカップの胸をできるだけ腕に当てながら上目遣いで話を聞く。

褐色肌に大きな瞳。筋の通った鼻に大きな口。大きな手全てがカッコよすぎてクギ漬けになった。

色んな男の人を見てきたけど、この人以上の人は居ないわ!口は悪いけれど私の本能が言っている。王子様は優しいって!


その後も王子にお酒を進め、立てないくらい酔いが回ったのを見てタクシーを呼びホテルへ連れ帰る。

ホテル到着後は数人のホテルマンに2度見された。

王子をベッドへ寝かし、私はシャワーを浴びる。

ランジェリーを着てベッドへ向かうと目覚めた王子が座っていた。でも、まだ酔いが覚めてないみたい。エリカは王子にキスをし2人は体を激しく体を重ねた。





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