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一部分的な奇跡 One partial miracle  作者: 普門
1部 善の者
3/6

3話 不良との戦闘②

この物語はフィクションです。

「うおおおおおお!!」

善は瓦礫のなかでも特に大きい瓦礫に、人差し指を伸ばす。


まに、あった。


「リジェクトリー・フィンガー!!」

善の人差し指にある丸く丸まった矢印が、瓦礫に移る。すると、瓦礫は時間を遡るように元の場所に戻る。

しかし、下からは多数の悲鳴が聞こえる。


「はっ、戦わねーからそうなるんだ。」

不良はこちらをあざ笑うように言う。


善は怒りに身を震わせていた。


「君はやってはならないことをした、無関係の人を巻き込むという、もっとも愚かな行為を……。君は絶対に逮捕する!!」

善は激高して、腰にさしてある銃を引き抜く。


「なんだーその銃は、なめてんのかぁー!!」


善がぬいた銃は銃口が三つあるピストルの形をしたものだった。


「この銃は特別製の銃だ。……こう使う為にっ。」


善は銃弾に矢印を移し、それを発砲する。


しかし、銃弾は不良によって軽く打ち払われる。

「はっ、そんな鉛玉が俺にあたるわけないだろ!!。」

不良は舐められたと思ったのか、茎を振り回しながら突進してくる。


「いまここで発動する。リジェクトリー・フィンガー!!」

善は焦らずに、パーティクルを叫ぶ。


すると、銃弾が時を遡るように不良を貫通し、銃口に入っていく。


不良は肩を貫通し、血があふれていた。


「どういうことだ。……なんで俺は撃たれてるんだ……。」

不良は驚愕したように、こちらに説明を求めている目を向ける。


「僕のパーティクルは、矢印を移した物体の軌跡を五秒遡る奇跡だ。奇跡軌跡と言ってややこしいがそれが僕のパーティクルだ。」


不良は弾丸の軌跡に立ってしまったため、弾は貫通し銃口に入っていった。さらに、銃口から入った弾は下段から上段にスライドで移動し、触れれるような構造になっている。触れた弾は自動で中段にいき、発砲と同時に下段にいく。


「諦めて投降しろ。」

善の言葉からはまだ甘さが見え隠れしている。善は怒っているといっても、いまだに甘さが残っている。


「だったらなんだ……それで俺が負ける理由にはならない!!」

不良は今度は近づかず、距離をとってから茎の先を向けてくる。


「プラントネイル!!」

茎は空気を裂きながら、善に向かってくる。


それに対し、善は銃で応戦する。


「があああぁ!!」

不良は叫びながら、茎を振り回している。


しかし、善は焦らずにある出来事を待っている。


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