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Cavalry Saga キャバルリー・サガ  作者: 雲来末
赤竜の誘い
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整備班 第四節

「別にそんな大事にゃならねぇよ。なんせさっきも言った通りリャンシャン傭兵機士団がファウタンガ諸島連合によって創設されたって話は、言わば公然の秘密となってからだいたいの国家や勢力・組織も認知してるし、その目的も知られているしな。それに・・・」


「それに?」


「他の傭兵機士団もウチと同じく、どこかの国や組織・勢力がバックについているし、目的もほぼ同じなんでウチにも他所の情報もよく入って来るから、おあいこみてーなモンだしな」


「その話マジっすか?」


「マジもマジ、大マジよ。それによく考えてみろ、キャバルリーはこの世界で最強最高の戦闘力を保有し、一機保有・運用・維持するだけでも莫大なコストが掛かる兵器を、ただの個人やそこら辺のフリーの傭兵の集団が複数機をポンポン購入して運用出来ると思うか?」


「まず無理っすね」


「そう、だから集団・個人問わずキャバルリーを保有・運用している連中はウチを含めて必ずケツモチが存在するという事は知ってた方がいいぜ」


「りょ、了解」


 リャンシャン傭兵機士団やその他の傭兵機士団、あるいは傭兵機士を取り巻く実情をロビンの口から聞かされたトワはやや動揺しつつもそう答えます。


「さて世間話が長くなっちまった・・・オイラも早速作業に戻るかね・・・勿論おまえさんも手伝えよトワ」


「えっ!?私もですか?」


「あたりめぇだろうが!あんだけ機体を派手にぶっ壊しておいて、オイラ達整備班に負担を掛けてんだ。手伝いの一つでもするのは当たり前だよなあ?」


「そう言われても、私にはメカニックの知識も技術も皆無なんですけど!?」


「おめえにそんな事は求めてねぇ。オドが使えんなら幾らでも力仕事は出来るし、掃除等の雑用もある・・・しっかりコキ使ってやるから覚悟しやがれ!」


(怒られるだけかと思ったら、仕事を手伝わされる破目に陥るとは・・・トホホ今度からキャバルリーは出来るだけ慎重かつ丁寧に扱おう)


 項垂れながらもそう固く決意するトワでした。

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