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始まりから終わりまで。  作者: 磨雄斗
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恋文

君へ─────



君といると


何でかな


話したいことも聞きたいことも沢山あるのに


いつも「好き」という文字だけが


こぼれそうになるんだ



君は知らないだろ?


何とか誤魔化して笑う僕の心の中を


本当は知ってるのかい?


君のことを抱きしめたくなる僕がいることを



ねぇ今日は


君とたくさんのことを話したね


君にたくさんのことを聞けたね


僕の


失敗をうじうじ考えるところを叱ってくれたね


ありがとう




君はとっても素敵な人だよ


全然かっこよくないし


運動も出来ないし


誰から見ても地味な人だけど


僕は知っている


君が優しいこと


面白いことを


あ、適当に選んだ言葉じゃないよ?


なんかもう


君の存在のために


その言葉たちが生まれてきたような気さえするんだ


おかしいかな?



僕は弱い


そして甘えん坊だ


人の顔色をうかがって


毎日びくびく過ごしている


聞いてもない人の意見に同調し


適当に相槌と愛想笑いを繰り返している


辛かったりする



会う度に朗らかになる鼓動が


その怯えた心を柔らかく温かくしてくれるんだ


僕らしく生きようと


思ってしまうんだ



君は魔法使いかい?


だから僕に恋を教えたのかい?


僕はこれまでも沢山の恋をしてきたよ


けど


自分を知って欲しい


君を知りたい


2つの気持ちが溶け合う感情は


今まで知らなかったんだ


君のせいらしいんだ


今目の前で


僕に笑いかける君を


今目の前で


僕に呼びかける君を


ただ抱きしめて


「好き」という文字を


告げたいんだ



いつか君が迷い独りだと勘違いしたら


「独りなわけないじゃん」


そう言って


今日みたいに叱るんだ


馬鹿らしいかな?


でもいいだろう?


それくらい君が大切ってことなんだから



長くなっちゃったね


とりあえずまとめると


僕に恋をしてくれませんか?


1番近くに僕をいさせてくれませんか?


僕は君がいないと


少し寂しいんですよ。


───私より

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