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始まりから終わりまで。  作者: 磨雄斗
1/3

恋をした日

あの日


10月何日だっけ?


たしか中旬頃


君と君の友だちのやり取りでつい笑ってしまった


その時から


どうしてか


君と話すようになって


どうしてか


その度に


青春


なんて思うようになったんだ



それから


突然髪型気になりだして


君に一番「可愛い」と思われるような自分になりたい


なんて考え出して


あれ


これはなんですか?


この思考回路はなんですか?


初めての「なりたい」に


戸惑う私はついに答えを


見つけてしまった



これは


「恋」というらしいんです


誰もが自由に認められた


「恋心」を


私も抱いてしまったんです


君に話しかけられると


どんな感じで返せばいいのかな


って思うと同時に


いっそのこと今すぐ


私の気持ちを伝えようか


迷うんだよ



それから年を越して


初めて男子に「あけましておめでとう」


なんて


送ってしまった


君からは


「おめでとうございます」


「今年もよろしくお願いします」


2回に渡る返信


あぁもう1回でいいのに



そういうところが好きなんだけどね



好き


と言えば


そうこの間


スキーの話になって


一緒に行きたい


なんて私は


言ってしまったんだ



君からは


OKの返事


嘘でしょ


神様ありがとう


私毎日大切に過ごします



と思ったけど


天気は雪


行けないかも


あぁ神様


私に雪を止める力をください


なんて実行不可能な神頼みはナシとて


神様お願い


天気を変えてください



あぁ恋は


辛いことも


泣きたいことも


どうしようもないこともあるけど


それでも


こういうような


些細な幸せがあるから


みんな


それを期待するから


努力して


好きな人に近づいていくんでしょ?


そうなら私これからも


君に似合う素敵な乙女を目指すね


迷惑かもしれないけど


残念


この想いはしばらくは停められない


あなたの手が私の手とちゃんと重なり合うまで


恋をし続けなければなんだ



君を守りたい


何から守るの?


そもそも私に守る力なんてあるの?


分からない


けど


ふと抱きしめて


君を包みたい時がある


君が何かから恐れているのなら


そうやって私は守りたい



明日


明後日


ずっと先


ついに想いが君に届く日が来るだろう


その時は


君の本心を聞かせて


気遣いとかいらない


私が好きなのは


「君」という存在なんだから


君がいれば


私は幸せなんだ


今までも


これからも。




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