シュレーディンガーの猫、ガス欠だったら良かったのに
自粛、自粛で、おうち時間が増えている分、外の世界が恋しくなってしまう。
困った猫です。
参加している企画の関係もあって、ちょっと、ネットでネタ探し。
宇宙について、ネットニュースを見てみました。
(あわよくば【宇宙】のテーマで1本書けたら、と思いましたが、難しいので諦めました。)
2021/1/26のニュースで、『銀河同士が衝突すると、ブラックホールが冬眠する?』という、SFなのか童話なのか、ちょっと美味しそうなネタに遭遇しました。
これまで、宇宙の多くの銀河の中心にある“超巨大ブラックホール”は、他の銀河との衝突で活性化すると考えられてきたけれど、中心部と衝突すれば活動が止まって冬眠状態になる可能性がある、との研究結果を、東京大、筑波大、尾道市立大の研究チームが26日付の英科学誌ネイチャーアストロノミーで発表したそうです。
記事によると、太陽の質量の10万倍以上ある超巨大ブラックホールは強い光を発する例があるとか。
え? ブラックホールって、何でも吸収しちゃって、光も吸収しちゃって……。
違ったの?
猫がぼけ~っとしている間に、宇宙の常識は塗り替えられていたようです。
で、記事の続き。
しかしながら、天の川銀河(我々がいるところ)やアンドロメダ銀河など多くの銀河の中心部ではブラックホールの活動は確認されていない。
ブラックホールよ、何サボってるねん! ということ、でしょうか?
東大や筑波大や、尾道市立大の偉~い先生方が、スーパーコンピューターで、サボりの原因を解析したところ、銀河中心部に衛星銀河が衝突すると、ブラックホールの輝きを促す“トーラスガス”を吹き飛ばすことが分かったそうです。
さらに、衝突角度が直角に近いほど吹き飛ばされる“トーラスガス”の量が増えることも判明。
そうか、宇宙でも、“打ち所が悪い”と、都合が悪いことになるのね。
ガス欠になって、ブラックホールが働いてる証拠が見えなくなっちゃうらしい。
(超重力自体が吹っ飛ぶわけではなさそうなので、あくまでも“見た目”の話だと思う……。)
ところで、天の川銀河(我々がいるところ)とアンドロメダ銀河は、将来、衝突することが予想されているんだって。
約250万光年離れている2つの銀河。
これ、宇宙の規模だと、“近い”んだそうです。
で、約40億年後に衝突して、後、融合するっていう話です。
ただ、その頃までには、エネルギー不足に陥りはじめた太陽が、ものすご~く膨張してて、地球は現在の水星並の灼熱の星となってるらしく、既に、生物は死に絶えているだろうと……。
さすが、宇宙。
数字と規模が大きすぎて、よく分からん、な猫でした。