知っているはずなのに、知らない人が増えちゃってる話
あいかわらず、思い付きと勢いだけで、書き散らかしている猫です。
皆さんは、人の顔を覚えるのって得意ですか?
実は、猫は、人の顔を覚えるのが、ものすごく苦手です。
よっぽど強烈な印象を残していった人ならば、いざ知らず、すれ違った程度の人の顔なんて、即、忘却のかなたへと旅立ってしまいます。いえ、下手をすると、強烈な人でさえも、数時間くらいで忘れてしまっているかもしれません。
そのせいで、気まずい思いをしたことは数しれず。
なぜか、相手の方は、猫のことをよく覚えてくれていたりして、「いついつ、どこで、会ってます。」とか言われちゃったりするのです(汗)。こちら側からは、職場の人ではあっても、そこまで親しいと思っていなかった方から、「先週、某駅のホームを歩いているところを見かけました。」とか、「一昨日、スーパー何某の魚売り場にいましたよね。」とか、言われたりすることも(汗、汗)。
なんで?
なんで、分かるの?
マスクしてますよ!
猫は、マスクだらけの世の中になる前から、人さまの顔が覚えられなかった。
マスクだらけの世の中になってからは、ますます、分からなくなっちゃってます。
もう1年以上一緒に仕事をしている新人さんたちの顔ですら、よく分からない(泣)。マスクを外した顔を知らない人、結構いるんですよ。
知っている人なのに、顔を知らない人。
文字にしてみると、軽くホラーめいてます(泣)。
なのに、マスクしていても、相手の方からは、遠目からでも、猫がちゃんと判るって、どういうことなのだろうか?
ちびですけどね、中年体型ですけどね、それほど、目立った特徴は無いと思うのですよ。
なにが違うのだろう?
少し思い当たることと言えば、猫には絵心というものがまったく無い。
この辺が、関係しているのかもしれない。
絵が上手な人、絵を描くことができる人って、瞬間で物の形とか、人の顔の特徴とかを捉えることができるのではないだろうか?
ずっと不思議に思ってきたことなのだけれど、犯罪者とかの似顔絵ってありますよね。あれって、目撃証言を聞いて、似顔絵書きを専門にしている警察官が描いていると聞きますが、まず、目撃者の人たちって、そこまで正確に覚えていられるものなのでしょうか?
猫だったら、たとえ現場に居合わせたとしても、特徴なんて、覚えていられる自信はございません。特徴どころか、何色の服を着ていたか? なんてことすら覚えていないかもしれない。
耳の形には個体差が出やすいと聞きますが、人さまの耳の形って、覚えてます? さらに、表現できます?、
そして、仮に、非常に記憶力のいい目撃者の証言が得られたとして、その言葉だけで、似顔絵を描くって、どうなんだ? と思ってしまう。
でも、その似顔絵がきっかけで、周囲の人から疑われて自首したとか、「似た人を知ってます」の情報提供が寄せられたりしているんだよね。
すごいよね。
絵心も無く、人さまの顔も覚えられず、いっつもマスクしているので同じ職場に居ながら全貌を知らない同僚・後輩がいて、そういう位置の人が増え続けていたりする猫は、ただただ感心するばかりなのでした。