誰も、歌ってはならぬ。歌詞が無いなら、無い方がいいじゃない?
あいかわらず、思い付きと勢いだけで、書き散らかしている、猫らてみるく、です。
最近、ちょっと雨の日が多いので、眠いです。
猫は、少しばかり、音楽に関連した調べものをしておりました。
まぁ、他ユーザー様主催の企画参加の準備的な? ものなのですが、一応、歌詞が無いものが無難、という結論に落ち着いたわけです。
著作権関連、本当に難しい。
法律的なことでいえば、環太平洋パートナーシップ協定の締結及び環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定の締結に伴う関係法律の整備に関する法律(平成28年法律第108号。あ、法律って長い~。「なろう」のタイトル並みじゃん!)による著作権法の改正により、著作物等の保護期間は原則として著作者の死後70年まで、となりました。
それまでは死後50年まで、だったので、20年延長になったわけです。
やれやれ……。
ただ、著作権法では一度保護が切れた著作物等について、「その保護を後になって復活させるという措置は採らない」という原則があるため、改正法の施行日である平成30(2018)年12月30日の前日までに著作権等が消滅している著作物等については、遡って保護期間が延長されることはないのです。
というわけで、1968年以前に亡くなっている作曲者の曲ならば、一応、大丈夫と考えます。
一応、というのは、演奏者や録音したレコード会社の持つ「著作隣接権」というのがあるから。
まぁ、“文章に曲名を入れるだけ”だったら問題はない、はずです。
そういう意味で、比較的クラシック音楽は扱いやすいのだと思います。
クラシック音楽って、実際、いろんな場において使われているしね。
例えば、運動会。
オッフェンバック(1880年死去)作曲 喜歌劇『天国と地獄』より 序曲
ネッケ(1912年死去)作曲 『クシコス・ポスト』
ヨハン=シュトラウス2世(1899年死去)作曲 『トリッチ・トラッチ・ポルカ』
は、ほぼ定番曲だと思います。
しかし、1987年に亡くなっているカバレフスキー作曲の組曲『道化師』より ギャロップや、1975年に亡くなっているルロイ=アンダーソン作曲の『トランペット吹きの休日』も、子供の頃、実際にはよく耳にしていた気がするけど、その辺どうだったのだろうか?
そんでもって、ルロイ=アンダーソンの曲は、結構、いろんな場面で使われている。
『シンコペイテッド・クロック』『タイプライター』『踊る仔猫』『そりすべり』あたりは、かなり特定の場面において使用されてきた気がする。
まぁ、あまり、つっつかない方がいいのかもしれない。
運動会関連に戻ると、表彰式の定番。
ヘンデル(1759年死去)作曲 『見よ、勇者は帰る』
なんだか、いつの間にか、サッカー関連曲という感じになってしまった曲。
ヴェルディ(1901年死去)作曲 『アイーダ』より 凱旋行進曲
などもある。
どうしてそうなったのか? 生活の中のちょっとしたメロディーに潜むクラシック曲もある。
お風呂でおなじみ、エステン(1870年死去)作曲 『人形の夢と目覚め』
新幹線ホームの、バダジェフスカ(1861年死去)作曲 『乙女の祈り』
民謡の方でも、そういう扱いになる曲もある。
早いとこ繋がれ~な、お待たせ音楽、イングランド民謡『グリーンスリーブス』
閉店の曲、スコットランド民謡『蛍の光』
ところで、猫が、昔から気になっている曲がある。
それは、サン=サーンス(1921年死去)作曲 組曲『動物の謝肉祭』
これ、いわくつきの組曲ですよね。要するに、他の作曲者の曲のパロディーをやっちゃってるわけで。
一応、本人もその辺は自覚していたようで、純然としたオリジナルである『白鳥』だけは生前に出版したものの、他は出版および演奏を禁じていたそうな。
で、他の曲、例えば、『亀』とか、どういう扱いになっているんでしょうか?
ちょっと調べた限りでは、よく分からなかったんです。
誰か、ご存知だったら教えてください。
すっごく、気になってます。
あと、これも、本当にどうでもいいことなんだけど、
ホルスト(1934年死去)作曲 組曲『惑星』より 木星
これ、ニュース番組のOP曲のイメージが付いてまわるんですが、いったい、いつ頃、どこの局のニュース番組で使われていたのでしょうか?
誰か、ご存知ではありませんか?
やっぱり、気になっています。