ひょっとして、オヤジギャグ?
新型コロナウイルス流行が続いて、1年あまり。
何かと、とげとげしい空気が、そこここに感じられて、ストレスが溜まる毎日です。
こんな時のストレス解消に、みんなで集まってのクダラナイおしゃべりがしたくなったりするのですが、それは、所謂、3密。
しかし、現在は、文明の利器により、3密を回避して、大勢でクダラナイおしゃべりができる場が設けられているのです。
それは、通称、やふ〇め。某ポータルサイトのニュース配信サービスで、コメント機能が付いているアレです。
日本国内の主要ニュース、ローカルニュース、海外ニュースに加え、芸能ネタ、(猫の大好きな)猫の話題、便利商品、オタクネタまで、いろいろな記事にコメント欄が付けられています。
猫は、コメント欄に書かれたコメントの中で、お笑い寄り、もしくは、大喜利会場を探して見るのが好き。
コメ主さんのセンスが光るコメントと、それに続く、ネタ系コメントは、気分を少し軽くしてくれます。
もちろん、あんまり、気分の良くないコメントを見てしまうことも、あるのですが。
最近、ちょっと気になるコメントがありました。
某ニュースに付けられたそのコメントは、ニュースそのものというより、ライターさんの言葉の誤用を指摘するコメントに付けられた返しコメントだったのですが、それは、“引導を渡す”を間違えて“印籠を渡す”としてしまった誤用でした。(注:既に、記事本文は訂正されています。)
で、コメ主コメントに付けられた返しコメントの中に、“何で印籠だったのか? 要は紋所が重要なのであって、他にも葵の御紋が付けられたものはあるのに、あえて印籠を出しているのは、オヤジギャグだと思っていた。”というのがあったのです。
この、“印籠”。
ある年代以上の日本人、あるいは、時代劇好きなじいちゃん、ばあちゃんと一緒にテレビを見てあげる優しいお孫さんたちには、おなじみの、『水戸黄門』の最強アイテムです。
念のために、ウィキを見てみると、この“印籠”、『水戸黄門』に登場させたのは、脚本家の宮川一郎の案という記載がありました。
さらに、“悪者達の前で印籠が初めて披露されたのは(ナショナル劇場版第1部)第23話で、光圀自らが腰に付けている印籠を見せている。”のだそうです。
そう、“印籠”は、後から創られた演出だったわけです。
で、なぜ、“印籠”だったのか?
やっぱり、宮川一郎氏が、“印籠を出して、引導を渡す。これで、良くね?”という感じのオヤジギャグで創ったんじゃないかなぁ、と猫も思ってしまいました。
オヤジギャグ。
それは、聞かされている者の精神を削るだけでなく、プロのライターさんの誤用をも引き出す絶大なる力を秘めている……のかもしれない。
誰か、真相を知っている方がいらっしゃったら、教えて下さいませ。