表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/17

6話 まだ異世界に行けない

「じゃ、紺の飴玉にする」


「ええのか?赤にすれば英雄になれる可能性があるし白を選べば大賢者になれるかもしれんのじゃぞ」


そういわれると悩んでしまうが、バカや虚弱体質にはなりたくないしな~


「折角だし世界を見て回ろうかと考えてるから虚弱体質やバカだと都合悪いでしょ、別に英雄とか成りたい訳じゃないし。」

それに強いモンスターを仲間にできれば旅の移動とか楽になりそうだし、実はレアスキルなんじゃないか。


それは残念じゃのと言いながら紺色の飴玉を差し出してきた。

「じゃぁこれ舐めとくれ」

手渡された飴玉を恐る恐る口に入れ舐めてみる。

・・・意外と美味いな、これコーヒー味かな?


するとおっさんが衝撃の事実を言い出した。

「それにしても本当に良かったのか?テイマーを選んで」


「ああ、いらんデメリットが付くぐらいならこれでいい。それにドラゴンとかテイム出来たら安全に旅できるでしょ」


「いや、ドラゴンとかいくらスキルのレベルが高くても無理だと思うぞ」


「はぁ!? テイマーなのにテイム出来ない魔物とかいんの!?」

その事実にビックリして舐めてた飴玉が口から出そうになった。


「もちろんじゃ、普通の魔物はレベルや力にものを言わせ屈服させればテイム出来るが、ドラゴンなどの一部の魔物は知能が高いからの、お互いが納得せんとテイムは成立せんのじゃ」


「で、でも卵や子供の段階からならできるんじゃないのか?」


「まぁ、できなくはないがドラゴンとかは子供が出来難いゆえに大切に育てる。

もしそれを盗んだりして無理やりテイムでもしたら親が子供を見つけるまで怒り狂って町のひとつでも破壊しまくるぞ。

しかも、儂が世界を作るとき、最初に作った強い魔物には親は子供がいる場所を把握できるように設定したからその子孫にもその能力は受け継がれてると思うしの」


・・・マジか

俺の安心安全快適な旅行プランが水の泡だ・・


「まぁお主の事じゃ、最強の護衛で安心安全快適な旅行プランでも描いていたんじゃろ」


グサリと図星を突かれて凹んでいると、そんなお主にこれじゃ!

とちゃぶ台の上にあったカバンを指さした。


「このリュックにショルダーバックにセカンドバックの三種類のバックには、それぞれ異世界で役に立つアイテムが入っておる。しかし、渡すことができるのは一つだけじゃ!」


その言葉を聞き少し安堵すると共に、一つだけかよ!と悪態をつく。

「おー、さすが神様!慈悲はここにあったんだな!ちなみになにが入っているだ?」


「うむ初めに、このカバンはマジックバックの仕様になっておる、もうこれだけで当たりといっても過言ではないのじゃが、それぞれに絶対当たりが入っておる!!」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ