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1話 扉を開けるとそこは・・・

「はぁ~、意外と自分が通ってる大学の文化祭ってつまらんな」


とタバコを吸いながら、目の前を通り過ぎるカップルに負のオーラを送っているこの青年の名は末吉(まつよし)一志(ひとし)


彼女を作ると息巻いて男子校から共学の三流大学に入学したはいいものの、全くといって彼女ができない平凡な二十歳の大学2年生である。


「なにタバコ吸いながら道行くカップルに呪詛を送ってるんだよ(笑」


と冗談交じりに話しかけてきたのは、俺の数少ない友人である大野圭吾である。

俺がいつもつるんでいる友人でリーダー的存在である。背が低いのがコンプレックスらしい。


「別に呪詛なんて送ってないわ!ただ焼き鳥の串が刺さって病院送りになればいいと思ってるだけだよ」


「それを思ってる時点でマッツンには彼女できないよ(笑」


「やかましいわ、ところで、司と森さんとフミさんはどこにいるの?」


「司と森さんは可愛い子がいないか観察してて、フミさんはその光景を一眼レフに収めてる。」


「それはそれは文化祭を楽しんでるね。後で俺も観に行こ」


「ところで、ヨシと友宏と細屋はどこにいんの?」


「ヨシは彼女とデートで友宏は焼きそば食べたいとかで買いに行ってる。細屋はタバコ買いにコンビニに行ってる」


「じゃぁ俺戻るから後で合流しよーぜ」


「了解。後でどこにいるかLINEしてくり」


そう伝えると圭吾は観察している友人の元に戻っていった。


その後、焼きそばを買って戻ってきた友宏と細屋と共に観察している友人と合流し、なんの生産性のない馬鹿な話をしてそれぞれ家路についた。


帰宅するため電車に乗ろうとした末吉だがサラリーマンの帰宅ラッシュと被ってしまい

這う這うの体で自宅の最寄り駅に着いた。


「あの加齢臭の檻に一時間はキツイわ・・・吐くかと思った。」


と滅入りながら呟くと、駅の階段を上るのが億劫(おっくう)だったのかエレベーターに乗ろうと携帯を弄りながらボタンを押した。


チーンと音が鳴り扉が開く

降りてきた人の邪魔にならぬよう横に逸れ、誰もなくなったエレベーターに乗り込む


他に乗る人がいないのを確認すると閉まるボタンを押し、ホームの階ボタンを押す。


「帰りにコンビニでタバコ買わなきゃな」


とポケットに入っている残り数なくなってきたタバコを確認し

チーンと鳴った音と共にエレベーターから降りるとそこは・・・食卓だった。


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