お出かけ
「オーイ宇宙、買い物行くぞ!」
「ちょっと待って!」
今日はロペスと買い物に行く日。
地球の物資を拝見したいとか。
という訳で僕らは、大型ショッピングセンター『スペース』
にきた。
「おい宇宙、これなんだ?」
そう言って指を指すとその先には自動ドア。
「これは自動ドア。土星にはないの?」
「なるほど自動ドアか、土星にはないかわりに鋼鉄ドアがあるよ」
そういいながらロペスは必死にメモをする。
この話から、地球の文化と土星の文化はどちらがさきなのか
よくわからなくなってしまう。
3階に上がり、宇宙にプレゼントを買うとキーホルダー屋に行く。
「このスペースシャトルはどう?一つは俺の、もう一つは宇宙のだ。」
そういいながらロペスはニッコリとする。思わずこっちも
ニッコリしながら
「いいね!」
と会話が弾んでいる時だった。
突然キーホルダー屋の防火シャッターが下がりはじめ、
倉庫からあの黒服の男が数十人、銃を装備した状態で出てきた。
「このエリアは我々が占領した!我々の要求は現金30兆だ!
制限時間は明日の午後10時までだ。それまでに用意しろ!」
っとアナウンスをながした。
僕とロペスは人質となってしまった。
ロペスにも優しいところがありました。
地球外生命体と地球人は仲良しになれるかもしれません。
まだまだ続きます。