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1.現認される精霊と精霊神としての信仰について

◇精霊について


このヘキサニア大陸にて文献上存在が認められているのは以下の通りです。


1.最上位精霊


フェンリル(氷、時)


2.上位精霊


ノヴァ(光、生命)

グラヴィティ(闇、重力)

ジン(風)

エフリート(炎)

ベヒモス(大地)

クラーケン(水)


3.中位精霊


エント(植物)

バルキリー(精神)

フラウ(氷)

ガフ(生命)


4.下位精霊


ウィル・オー・ウィスプ(光)

シェイド(闇)

シルフ(風)

ノーム(大地)

サラマンダー(炎)

ウンディーネ(水)

ドライアード(植物)

サンドマン(精神)

スプライト(精神)

レプラコーン(精神)

ブラウニー(建物)


5.その他


民間信仰上の名も無き精霊



◇精霊神と信仰


1.精霊王にして創造神、ヴァシュヌ


この世界を創造したとされる創造神であり全ての精霊を統べる精霊の王。稀に古王国ウィシュメリアの王立地下図書館の最深部から発見される貴重な古文書から創造神についての記述が見つかるものの、未だに創造神の大神殿は発見されていない。

多くの謎に包まれた神様。

今から200年前のウィシュメリア歴521年に、当時名高いウィザードにしてフェンリル大神殿筆頭巫女のリン・エンシェが仲間と共に訪問したとされるが、詳細は不明。


2.創造神の息子、メイヌン・ド・アレス


名前が長い為に良くアレス神と呼称される。創造神ヴァシュヌの息子とされ、現世に関与出来ない父神の代わりに様々な姿をして世界に降臨し奇跡を起こしたと稀に発見される古文書に記述されている謎の多い神様。最近確認された降臨としてはウィシュメリア歴520年に精霊王国コッタンにて発生したフェンリル大神殿の乱にて誘拐された大神殿筆頭巫女に関する事件(詳細は不明)に絡みかつての王都ギルドギダンが壊滅した時に降臨し、奇跡を起こしたとされる。


3.7大神の主神にして、知識と時空間、氷を統べる最上位精霊神フェンリル


知識と時空間、氷を統べるとされる主神であり最上位精霊神のフェンリル神は外見年齢18歳くらいの可愛らしい人間の少女の姿をしており、『ナーシャ・フェルリシア』と名乗ったとされ、自分と同じような可愛い少女を好む女神である。


フェンリル神が主に司るものの代表的なものをあげるとすれば、【氷、時空間、知識、銀色、保存、永遠】などが挙げられる。


信仰としてのフェンリル神が示す教義は『知識を保存せよ、知識を得る為の力を惜しむな』であり知識の追究に携わる者を中心に信仰されている。


フェンリル大神殿は精霊王国コッタンは王都カミュイにあるが、それはウィシュメリア歴520年に起きた事件により移設されたもので、元来の大神殿は失われた旧王都ギルドギダン付近の雪原にあるとされている。


4.7大神にして主神に付き従いし兄妹神の妹、生命と希望、光を統べる上位精霊神ノヴァ


すべての魂ある生命と希望、光を統べる上位精霊神ノヴァは『エリシア・グルノバ』と名乗る外見年齢13歳くらいのエルフの少女の姿をしており、後述する闇の上位精霊神の妹とされる女神である。


ノヴァ神が司るものの代表的なものをあげるとすれば、【光、聖、生命、白色、幻、希望】などが挙げられる。


信仰上のノヴァ神が示す教義には『邪悪な不死者を正しく導き、世界を優しき光で満たせ』とだけ示されており、主に神官やエルフに信仰されている。


ノヴァ神の大神殿は迷いの大森林にある森王国シェルファの王都シンリーにあるとされている。基本的にハイエルフの王家が管理している為詳細は定かではない。


5.7大神にして主神に付き従いし兄妹神の兄、死と精神、闇を統べる上位精霊神グラヴィティ


すべての生けとしものの死と精神、闇を統べる上位精霊神グラヴィティは『アルカイト・グルノバ』と名乗る外見年齢20歳くらいのエルフの青年であり前述したノヴァ神の兄な男神である。そしてシスコンでありその影響が教義に反映しているのは秘密である。


グラヴィティ神が司るものの代表的なものをあげるとすれば、【闇、重力、死、黒色、精神、力】などが挙げられる。


信仰上のグラヴィティ神が示す教義としては『心と精神を鍛え上げ、己の持てる力を使いこなし光を支えよ』とあり、魔法使いや神官、また噂ではあるが善良な不死者にも信仰されているらしい。


グラヴィティ神の大神殿はダナン歴末期の大戦争により貴重な文献が遺失してしまいはっきりした場所の記録が残されておらず、唯一残された文献にどこかの古代遺跡にあるとしか判明していないため、古王国ウィシュメリアの王立地下図書館に信徒がアタックを繰り返して古文書を探しているようだ。


6.7大神にして戦争と恋愛、炎を統べる上位精霊神エフリート


戦争と恋愛、炎を統べる上位精霊神エフリートは『ファリシエール・イルフェーン』と名乗る外見年齢20歳くらいのスタイル抜群な人間の姿をした女神であり、男性でも女性でも気に入ればナンパしようとするお茶目なお姉さんである。


エフリート神が司るものの代表的なものをあげるとすれば、【炎、戦争、情熱、鍛冶、赤色、恋愛、破壊、再生】などが挙げられる。


信仰上のエフリート神が示す教義には『世界を己の信じる愛にて愛し、勝つまで負けるな』という、他の教義にはない過激さが伺える。特に戦時は『勝つまで負けるな』という教義の為に負傷して後方に運ばれても待機している大多数の神官達に即座に癒されすぐに前線へと送り込まれてしまうので他の信徒からは時々憐れみの視線を送られて同情されているらしい。

主に軍人や戦士、恋する乙女、神殿娼婦(炎の神殿が管理する信徒による娼婦で娼婦が愛したいと選んだ者だけが神殿併設の館にて愛を授かる、世間に認められた職業)などに信仰されている。


エフリート神の大神殿は場所は定かではないが大陸最大の火山であるオリンポス火山周辺にあるとされている。古来から何度も大噴火を繰り返して麓の街を飲み込んで来た為に大神殿を管理してきたドワーフの街も移動を繰り返して、結果として衰退してしまい、ウィシュメリア歴521年に起きた特大の大噴火にて一族の殆どが死滅してしまったらしく残された少数の末裔がどこに行ったのかさえわからなくなってしまった為に幻の大神殿となってしまった。


7.7大神にして商売と浄化、水を統べる上位精霊神クラーケン


商売と浄化、水を統べる上位精霊神クラーケンは『クリストファー・クラッセン』と名乗る外見年齢20歳前後の誠実そうな人間の青年の姿をしているとされ、理不尽な仕打ちを受けている真面目な商人たちを支援することが趣味である。

ただし、無償の支援を与えるわけではなくクエストを与えて達成させることにより、その結果としての支援を与えている。

実はエフリートたるファリシエールとは恋仲であり、緩やかな愛を育んでいるらしい。


クラーケン神が司るものの代表的なものをあげるとすれば、【水、海、商売、水色、浄化、航海、流れ、誠実】などが挙げられる。


クラーケン神が示す教義としては『奸たる不浄なる者を浄化し、不幸なる者を助けて幸せを分け与えよ』『流れを止める事無く誠実を以て支えとし我が加護を得よ』とされ、主に商売人や船乗り、アンデッドハンターなどに信仰されている。


クラーケン神の大神殿は元々は魔法王国ケイオスにあった青く澄んだ神秘的な湖、トリビューン湖の中央に栄えたノーブルマーメイドが治める水中都市にあったとされる。

しかしやはりダナン歴末期の大戦争により湖水に呪いを掛けられ強酸性化させられてしまい水中都市に栄えたマーメイドやマーマンたちはほぼ苦しみぬいたのちに壊滅してしまった。

大神殿自体は真水が無限に湧きだしているらしく、筆頭巫女を中心としたノーブルマーメイドたちの少数が生き残り健在ではあるものの、普通の手段で大神殿に参る事は不可能となっている。


8.7大神にして農業と鉱業、大地を統べる上位精霊神ベヒモス


農業と鉱業、大地を統べる上位精霊神ベヒモスは『バハムス・グラカーラ』と名乗る髭もじゃの職人らしい壮年のドワーフで、戦士を思わせる強面の男神である。基本的に無口で曲がった事を見つけると口より先に手に持つ戦鎚が飛んでいく危険人物でもあるが、これと見込んだ者には貴重な業を伝授することもある。


ベヒモス神が司るものの代表的なものをあげるとすれば、【大地、農業、鉱業、茶色、安定、地震、毒、薬】などが挙げられる。


ベヒモス神が示す教義としては『大地に根を張り礎となりて、己を常に見つめ、生き抜け』とあり、主に農民や漁民、林業など基礎産業に携わる民や鍛冶師などの加工に携わる民に信仰されている。


ベヒモス神の大神殿は平地王国ユールシアのどこかにあるとされているが、未だに痕跡すら発見されていない。

ウィシュメリア歴521年に高名なウィザード、リン・エンシェとその仲間が大神殿に到達されたとしているが詳細は不明である。


9.7大神にして芸術と噂、風を統べる上位精霊神ジン


芸術と噂、風を統べる上位精霊神ジンは『ジニー・シェフィールド』と名乗る年齢不明の、プライドの高い美しいエルフの女神である。

あらゆる芸術を好み、また噂話には目が無く、自分を満足させたものには通常では手に入れることが出来ない魔法の品や消える事の無い加護を与えるとされる。


ジン神が司るものの代表的なものをあげるとすれば、【風、天候、芸術、空色、旅、噂話、渇き】などが挙げられる。


ジン神が示す教義としては『自然に生きる事を是とし、見聞を広め伝えて世界を楽しませよ』というものであり、主に芸術に携わる者や旅行者、農民に信仰されている。


ジン神の大神殿に関しては古王国ウィシュメリアを取り囲むシャープル山脈の熱砂王国アスラン側のどこかにあると伝承されているが、直接赴こうとしても狂暴な暴風に阻まれ近づく事すら不可能であった。

しかし、ウィシュメリア歴521年に突然砂漠の中から失われたと思われていた空中都市オルテリーナが出現し、ここから高名なウィザード、リン・エンシェとその仲間たちが到達したと記録が残っている。

空中都市オルテリーナはその後再び行方不明となり様々な説が飛びかっているものの、行方は依然として不明のままである。

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