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ブリード

「多分、新人の子が入荷してきた時に仕分け間違えたのよね。きっと、買い取り時にも注意しておけば、こんなことにはならなかったのに。はぁー、支店長に注意されるわね。」


なにやらお姉さんの目が死んだ様になってボソボソと呟いている。


「ブリーダー様、お名前を教えてもらっても宜しいですか?」


「僕の名前は獅子堂麗音!いや違ったここはゲーム名だから、レオです。」


「では、レオ様、お引き取りが難しい様ですので、もう一つご提案があるのですが?」


「はい、なんでしょう?」


「レア様の猫様と他のものと配合して、仮に人語を話すモンスターが孵化した場合、当店にて是非ともお引き取りさせて頂ければと思います。」


お姉さんが頭を下げてお願いしてくる。


「僕まだ、ブリーダー始めたばかりなので、そのプリード、子供を孵化させる仕組みが、分かってないのですが。」


「失礼しました。そちらのシステムから詳しくご説明させて頂きます。少しお時間頂きますが宜しいですか?」


「はい、」


「ではこちらのブースへどうぞ。」


ブースへ移動して椅子に座ってお姉さんの話を聞く。


「プリードは、2匹のモンスターを親として、1匹のモンスターの卵を産むシステムです。親は、プリード中は、孵化場を離れられませんので、1日行動が出来なくなります。卵が産まれた後は、孵化場にで、卵を温めて孵します。孵化までの時間は、産まれてくる種族等によって変わりますが1日から10日ほどかかかります。」


なるほど、動物の育成と同じような感じだね。仮に今プリードさせたら、1日会えなくなるわけか。


「そのブリードは、親はどの種族でも良いのでしょうか?その、猫と猫は当たり前だとして、猫と犬とか、猫とドラゴンとかそう言う組み合わせなんですけど。」


「ええ、大丈夫です。ただし、親は必ずオスとメスが1匹ずつ必要です。」


「なるほど。ブリードは、オスとメスが一匹ずついればどこでも卵を産むことは可能なのですか?」


「いえ、野生の場合は、同種族なら可能ですが、人が育てたモンスターや異種族の卵の場合は、当店の様なペットショップであったり、ブリード専用の場所でします。」


なるほど、僕がオスとメス1匹集めても卵を産むことは出来ないのか。


「お姉さんのお店で仮にブリードした場合、費用の方はどの様な感じですか?」


「はい、お値段は、卵を産むまでが5000nyao、卵を孵化させるのに5000nyaoかかります。他にも、親用のオスとメスのレンタルサービスもしております。」


えーっと、卵を産んで、孵化させると最低でも1万nyaoいるってこと。今手持ち0nyaoよ。そもそもnyaoってどうやって入手するのさ?まさか課金?いやいや、ゲームでバトルしたり、ギルドでクエストしたら貰えるよね。



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