森森の罠 その3
「プシュプシュプシュー」
「みゃー達より美味しいものは何が提供出来るって?蜘蛛さんは、お肉も食べるけど、どちらかといえばフルーティな果物が好みにゃん?子供がいるので、美味しくて栄養のあるものを食べさせてあげたいにゃん。」
「ひとまず助かったのか。ノワール引き続き交渉を頼む。肉か、僕らってやられたら、街に帰還するんだけど、食べられるのかな?それともモンスター達にはお肉がドロップするのだろうか???」
「ちょっとなに悠長なこと言ってるにゃん。レオ、みゃー達は、蜘蛛さんにあげられるものはあるかにゃ?」
「ごめんよ。ノワールちょっとアイテムを確認するよ………、ごめんお昼食べて何にもないよ。ドロップアイテムも全部換金しちゃってるし、お肉もない。もちろん蜘蛛さんの好きな果物はもっとない。」
「ふにゃー、レオ、そんなこといわないで欲しいにゃ。にゃんにもにゃかったら、みゃー達パックリ美味しくいかれちゃうにゃ。」
「そんなこと言われてもノワール。ないものはないんだよ。もっかい戦闘する?」
いやいや、空中を移動する相手にこっちは手も足も尻尾も出ないんだから、戦闘再開する意味はない。なら、どうやったら交渉が上手く行くのか?
「ノワール、蜘蛛さんに他に僕たちに出来ることはないか聞いてみて。果物なら、とってこれるかもしれないし、まだ僕たちに出来ることはあるかもしれない。」
「にゃん、にゃんにゃ?」
「プシュプシュプープシュプシュプー」
「ノワール、ニャンだって?」
「にゃー、子供達が安全に成長するためには、成長すること並びに外的から身を守ることが必要にゃ。餌が無理なら、外敵の排除をすれば見逃してやってもいいにゃ。」
「えーっと蜘蛛さんや、外敵とは、なんのことでしょう?」
ひとまず猶予は、得られたが状況はあまり変わってないかもしれない。蜘蛛に対して、手も足も尻尾も出ないのに、蜘蛛がいう外敵って、要するに蜘蛛よりも強いってことだろう。
「プシュプシュプシュープシュプシュ」
「外敵は、この森に住むトカゲ達にゃ。あいつらは、うちの子が散歩してくると襲ってきて、食べていくにゃ。うちの子が安全に散歩出来るようにトカゲを倒して欲しいにゃ。」
『ピコン』




