森森の罠 その1
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森、森と林の違いも庭木の違いも山の違いもよくわからないが、どうやらここがモンスターワールドでの、森ステージらしい。
草原は、程よい高さの草や芝が一杯。森は、やっぱり木が一杯でした。
「ここが森ステージか……。」
「昼間に来てよかったにゃん。」
「そうだね。お日様が出てる状態でもこの薄暗さだと、日が沈んだら真っ暗になって歩けそうにないね。」
「うっきゅーん」
「でも、もうすぐ夜になるにゃ?街に戻るかにゃ?」
「時間的には、明日もバイトあるから早めに戻りたいけど、日が沈むまでは大丈夫だから、森の入り口近辺で迷子にならないようにバトルしよう。」
「分かったにゃ。レオ、ここではどんなモンスターが出るのにゃ?」
「うーん?調べてないから分かんないけど、森だから、虫とか、熊とか蜂がオーソドックスじゃないかな?」
「それはありそうだにゃ。でも熊が出ると危険だにゃ」
「うきゅんうきゅん」
「ランクマッチのドラゴンとかいかないまでも、僕たちにとっては熊も格上になるよね。そうなると、狙い目は小型の動物か、虫系だね。」
「フニャ」
暗がりの中、話ながら歩いていたせいか注意力が落ちていたようだ。
僕の頭に乗っていたノワールが奇妙な声をあげた瞬間、僕の頭からノワールの重さがなくなった。
「どうしたんだい?ノワール。」
「うきゅきゅ」
「レオ助けてにゃ〜」
後方を振り向いてみると、ノワールが空中で手足と尻尾を振り回してジタバタしている。なぜ?
とりあえずノワールを助けねばと近づくと、何かが高速で近づいてる音がする。
「うきゅきゅん」
アルテミスが声を上げて、僕の足元にタックルをしてきた。膝カックン状態になった僕は、バランスを崩して、仰向けに地面に倒れてしまった。
その時、僕のさっきまであった頭の位置を一陣の白い糸が貫いていった。
白い糸、空中でもがくノワール、そして、高速で動いてくる森に住む生き物といえば、
「蜘蛛か!!アルテミスよくやった。助かったよ。」
蜘蛛糸の出先を見てみると、木の上から、蜘蛛がこちらに向いて、お尻から糸を射出していた。
「危ない危ない、僕まで糸にやられていたら、ノワールの二の舞だった。それにしても。」
こちらに攻撃を仕掛けてきた蜘蛛はでかかった。家の中の蜘蛛は、割と小さく豆粒サイズ、その大きさなら、なんの警戒をすることもなく、踏み潰して終了。
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