はじめてのPvP その3
なんとかやる気を振り絞ってランクマッチの2戦目を始めた。もうね、負けてもいいから、同じレベル同じレベルと祈りながらマッチングした訳ですよ。
結果……。
「2戦目も負けちゃったにゃん。」
「うきゅーーーん」
「ごめんね。二人とも僕のくじ運がないばかりに……。」
そうなんだ。神に祈りは届かず2戦目もかなり強いプレイヤーとマッチングしてしまった。祈った甲斐があったのか不明ではあるが、ドラゴンではなかった。その代わり、キマイラとかスフィンクスとかどう考えても、高レベルモンスターだろうっていうのがでて、キマイラの尻尾の一撃でノワールがやられ、スフィンクスの突進により、アルテミスが一撃死である。
今回もスピードが違い過ぎて、こちらの技が発動する前にバタンキューである。
「そんなことないにゃ。たまたまたまたまだにゃ。もう一回やれば次はきっと大丈夫にゃ?」
「うきゅんうきゅん。」
ランクマッチは、瞬殺の為、それ程一戦一戦に時間がかかっている訳ではない。時間が減る代わりに僕のマインドがごっそりと減ってしまっている。
「二人の言うことも分かるよ。でも、しばらくランクマッチは時間を置いてみよう。もしかしたら、月初めってみんなが1500レートから、よーいどんで始まるから。ほら、陸上の長距離走みたいに初めがどん詰まりして、中々走れないみたいな感じだよ。きっと。だからさ、時間を一週間くらいおけば、きっと、みんながみんな自分の強さの位置に着くと思うんだ。」
「うにゃんうにゃん。レオの言う通りかもしれないにゃ。じゃー今日はもうランクマッチはやめるにゃ。」
「僕の戦闘経験やレベルが低いのもあると思うから、次までにもっともっと強くなろう。」
「うにゃんうにゃん」
「うきゅうきゅ」
僕たちは、闘技場を後にし、戦闘経験を増やす為、草原の次のステージ、森に向かって歩き出した。




