はじめてのPvP その2
「現在行われているのは、ランクマッチのみとなります。月末には、ユーザーが独自に開催するイベントマッチもあります。こちらは、開催ユーザーによって、報酬が異なり、今回は、賞金ではなく、回復アイテムのセットとなります。いかが致しますか?」
そういうことなら迷うこともない、ランクマッチに参加である。ノワールとアルテミスの方を見ると、コクンと頷いてくれる。
「ランクマッチに参加でお願いします。」
「分かりました、ランクマッチに参加ですね。1対1、2対2、3対3と別れておりますがどちらに参加されますか?」
初戦は、本来は1対1で、ペースを掴んでおきたい所である。だけど、これは僕たちの初の初陣!!出るならみんな一緒に初参加が望ましい。2対複数のモンスターバトルは、ごたごたでボロボロだったのは、置いておく。置いておくったら置いておく。
「2対2のものでお願いします。」
「了解しました。はい、登録は完了です。こちらのエレベーターで、4Fにお上がり下さい。着いて正面に2対2の受付があります。」
「分かりました。ありがとうございます。」
よし行くぞ!そしてあわよくば初勝利するんだ。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「どうしてこうなったんだ?」
「しょうがないにゃ。にゃん生勝つ時もあれば負ける時もあるにゃ。」
「うきゅんうきゅん。」
正直にいおう。初参戦は、皆さんのご期待通り負けてしまった。ただの負けなら、別にそんなものなんだけど……。納得のいかない負けだった。
「そりゃ負ける時もあるのは分かってるよ。ノワール。でもさ、受付の説明であったじゃないか。ほぼ同じレート同士で戦うって。てことはだよ、戦力的に同じランクの人がバトルするってことでしょう?でもさ、おかしいじゃない。なんで、僕の初戦の相手がドラゴン2体の空と地で、開幕直後の炎のブレスで一発負けって…。」
そうなんだよ。そうなんだよ。ドラゴンが出てきて、スタート直後にノワールとアルテミスは何もすることなく、炎のブレスでこんがり焼けて、体力が0になって負けてしまった。
「相手が悪かっただけにゃ。またやるにゃ」
「そうだよね。たまたま、自分より超格上と当たっただけだよね。次は同レベルのユーザーになるよね。」




