フレンド登録
「ベテランの人でも猫が話すのは珍しいんですね。」
「ベテランという程ではないけど、長年このゲームをプレイしてるけど、モンスターが話すのは初めて見るわね。噂ではそういうモンスターもいるとは聞いてたけど。」
アリスはしゃがんでノワールの頭を撫でようとするが
「ごほんにゃ。ちょっと知らない人が撫でるのはやめて欲しいにゃ」
「えら、残念。ノワールちゃんはいつから喋れるの?」
「ノワールは野良ガチャで出てきて。その時からペラペラと話せますよ。」
「へーそうなんだ。いいなー、私も自分の子たちとお話ししてみたい!!!」
「うきゅん。うきゅん」
二匹のウサギがしゃがんでいるアリスの服の裾を引っ張っている。
「うん、うん、分かってる分かってる。話せなくでも私達の気持ちは常に繋がってるよ〜」
アリスがそんな2匹のウサギを抱きしめ出した。「
「うきゅ、きゅー」
「ふにゃ、なにやら離して欲しいらしいにゃ」
ノワールが後ろ足で首元をかきかきしながら忠告してくる。
「ごめんね。二人とも大丈夫だった?」
「うきゅん」
「それにしてもノワールちゃんは他の動物の言葉もわかるんだな。偉いな」
アリスがまたノワールの頭を撫でそうになったので、気配を察知したノワールはすぐさま僕の後ろに逃げ込んでくる。
「ええ、どこまで意思疎通が出来るかは分かりませんが、うちのアルテミスのことも通訳してくれるのでとても助かってますよ。」
「ねぇ、レオ君。ここであったのも何かの縁だから、フレンド登録しよ。」
「こちらこそお願いしますね。でもどうやってするんですか?」
「ステータス画面だしといてね。私から申請するよ。」
とアリスはステータス画面を呼び出して、フレンド申請してきた。
『ピロン』
ステータス画面から通知がきた。メールのアイコンをクリックすると
『アリスさんからフレンド申請が届きました。』
『「受諾する」 「拒否する」』
チラッと、上目線で、ニコニコなアリスの顔を見る。こちらの視線に気付いたのかニコッと満面の笑みを浮かべる。
「レオ、拒否なんかしたら私傷ついちゃうんだからね。」
「そんなことはしないよ」
チラッと、拒否したらどうなるかなと考えもしたが、実行するには至らない。僕は、ささっと『受諾』のボタンをクリックした。
「やったー、レオ。フレンドになってくれてありがとう」
両手を上げて、やったーとアリスが飛び跳ねている。
「こちらこそ宜しくね。アリス。僕は、朝から夕方まではインしてるかな。アリスは?」




