BOY meet girl 〜アリスとの出会い〜
「そうだね。なら尚のこと草原に行かなきゃな。」
僕はそう言ってノワールの顎を下から撫でてあげる。そうして話していると、コトコトと足音が近づいてくる。
「あなたもしかして初心者かな?よかったら私と一緒に冒険しない?私は、アリス」
目線を上に上げると、金髪で青いドレスを着た美少女エルフが僕に向かって手を差し出していた。
「はーっ、初めまして、レオです。宜しくお願いします。」
僕は訳も分からずにその手を握り返して、名を名乗る。いきなり声をかけられて驚いたのもあるし、
なぜ僕が声をかけられたのかも不明である。
「レオ君なんだ。いい名前だね。」
「えっと、アリスさん?確かに僕は初心者ですけど、なぜ僕と冒険しようとするんですか?はっきりいって、まだ草原ラビットにも手こずるど素人なんで、一緒に冒険する意味なんてないですよ。それになんで僕に声をかけたんですか?」
「あーっ、ごめんね。急に声をかけてからもしかして警戒させちゃったかな。ごめんごめん。私の悪い癖だね。友達にもよく言われちゃうんだ。なぜ声をかけたかね。それってそんなに疑問に思うことなのかな?ほらっ、気になる相手がいたら、お友達になって一緒にいたいと思うじゃない?そしたら、声をかけるしかないと思うんだよね。」
「はー、えーと、アリスさん。僕に興味を持ったつてどこにでしょうか?」
「私のことはアリスでいいよ。そこまでかしこまらなくでもいいし、もっとフレンドリーに気軽に接してくれると嬉しいな。レ、オ、君?」
「ならアリス僕のこともレオでいいよ。それで僕のどこに興味を持ったの?」
「始まりの街の公園で、草原兎と黒猫と一緒にご飯食べて、ほんわかとした空気で話してたのみてたからかな。ほらっ、草原兎って、可愛いけど、ステータスは弱いから、慣れてる人は連れている人っていないんだよ。私の子も、ほらっ挨拶して、」
そう言って、アリスの後ろから、帽子とタキシードを着た兎が2匹チョコチョコと歩いて僕に会釈してきた。
「この青い服の子がヴィンス。赤い服の子がピーターよ。この二人は兎だけど、草原ラビットではなくて、ワンダーラビットよ。」
「二人とも宜しく。この黒い猫がノワールで、そっちの草原兎がアルテミスだよ。二人もご挨拶して。」
ノワールとアルテミスが僕の膝の上から降りて、アリスに向かって会釈する
「うきゅ」
「宜しくにゃ。アリス、ヴィンスに、ピーターにゃ。」
「しゃべった。猫が喋った。」
アリスがノワールを指指して驚いている。




