今後の課題
「ふーっ食べた食べた」
「美味しかったにゃ〜」
ノワールは、手をペロペロと舐めて、顔を洗っている。
「うきゅうきゅ」
アルテミスは、僕の膝の上に乗っかってきて、お休みする様だ。
僕たちは、露天で各々の食べたいものを買って、公園のベンチで食事をしたのだった。
意外とそんな人も少なくなく、公園には数人のブリーダーが同じようにモンスターと食事をしている。
「さて、二人ともこれからどうする?もう一度、草原に行って、モンスターを倒しにいくかい?」
「みゃーはなんでもいいにゃ。レアはもう少しモンスター2体を使って行うバトルに慣れた方が良いにゃ」
「うきゅんうきゅん」
アルテミスも同意見らしく、膝の上でコクンこくんど頷いている。
いや、僕もね。そう思うんだよね。でもね、僕まだモンスターブリード2日目だから、不慣れで当然じゃないかなと思ったり。
いやいやダメだダメだ。モンスターブリードで成功して、お金を稼がないと三ヶ月後には無一文になってしまう。いくら新聞配達でお金。稼いでいるとはいっても、家賃が関の山である。
モンスターワールドで食事をしても美味しいと感じるし、お腹も膨れるが、リアルに戻ればお腹ペコペコの状態である。栄養も取れない、エネルギーも補給出来ないでは、餓死してしまう。
それに電気やネットが支払い出来なくて、停止してしまえば、そもそもモンスターワールドにくることも出来なくなる。
早々に2匹でのモンスターバトルになれる必要があるし、もっと言えば3匹での戦闘も早めに経験した方が良い。
最終的な目標はコロシアムでの報酬獲得なのである。コロシアム自体は色んな条件があるみたいだが、オーソドックスで賞金が高いのが3対3のバトルである。勝ち抜き戦ではなく、一度に行うバトル。
つまり、現状アルテミスとノワールの2体しかいないバトルでは勝ち目が全くないのである。少なくとももう一体追加して、スムーズにバトル出来る様にならなくては。
「よし、草原には行こう。でも、その前にもう一体モンスターを仲間にしたい!!」
「ふみゃっ?レオなら、草原に行くんじゃないかにゃ?」
「そっそうだった。仲間を増やしにしても、さっきの買い物で手持ちが無くなったんだったよ。」
お腹は膨れた反動で、財布の中身が偉く軽くなってしまった。あれを食べなきゃ、もう一体野良ガチャで増やすことも出来たんだけど。
二人には頑張ってもらっているし、その分は美味しいものを食べてもらいたいという気持ちもあっとんだから。




