モンスターワールドでの食事
その後は3回ほど草兎とばとるした。今回は、尻尾を振るでの睡眠がほとんど決まらず泥沼化したバトルとなり、ノワールもアルテミスもそしてブリーダーの僕までも体力が瀕死状態である。
「今日はもう一旦街に戻ろう」
「うにゃ」
「うきゅん」
街に戻って、飯屋に行ってご飯を食べることにする。このゲームは、宿屋での宿泊での体力全快はもちろん、食事処での飲食も体力を回復してくれる。
「さて、中華、和食、精進料理、フランス料理とあるけど何が食べたい?」
「にゃー、新鮮な魚が食べたいにゃ〜。カツオブシのたっぷり入った猫まんまでいいにゃ?」
「うきゅん、うきゅん」
「アルテミスはなんて?」
「うにゃ。美味しい牧草か葉っぱが欲しいにゃ」
「魚と牧草ねー。魚はあるにしても、牧草って???食事する場所に置いてあるのかな?精進料理のお店だと、魚がNGか。和食にしとこう。」
近場で美味しそうな和食のお店を探す。店頭に並ぶショーウィンドウを眺めて、お財布に優しい所を探す。
序盤の初めの街だから、多分どこのお店でも安価だとは思うけど。手持ちが1000nyao未満なので、それでも厳しい場所はあるかもしれない。
東京のお店では、時価のお寿司もあると聞くし、マクドで食事している身としては、お店に入る前に値段は抑えておきたい所である。
うん、しかも食事代は一人プラス2匹なので、もしかしたら足が出る可能性もある。
ショーウィンドウを眺めていると、食事って結構いいお値段がするみたい。安いものでも500nyaoとかでもかかり、高いもので5万nyaoとかいうものもあった………
初心者丸出しの底辺層ゆえに所持金が持ってないのは確かにあるんだが、なんかこう二人に美味しいもの食べさせてやろうという気が根こそぎ削られる。
「みゃーは、お店でなくても新鮮な魚ならどこでもいいにゃ。」
「うきゅんうきゅん」
「アルテミスもおんなじだにゃ。」
果ては二人に気遣われる始末である。軍資金を使うと今後の活動にも影響が出てしまうので、ありがたい気遣いではあるがあまりにも情けない。涙が出そうである。
そうこうして歩いていると、店頭に野菜と魚を出しているお店があった。父さんは、昔は八百屋さんや魚屋さんなどの専門のお店があったって話してだけど、ここもそんな感じなのかな。
価格をみると、食事処よりもはるかに安い!!
「二人とも、済まないけど、今日はここで買ったものを食べよう。美味しい料理はまた今度ご馳走させてくれ。」
「いいにゃー。みゃーは、その頭のついた小さなお魚のセットがいいにゃ。」
「うきゅん、うきゅん。」
「アルテミスは、そこの果物がいいにゃー」




