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モンスターブリード〜大学中退で無職だけど、人語を話す相棒ノワールとコンサルティングで成り上がる。〜【祝6000PV】  作者: 近衛 愛


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強敵との対決


「2回目だけど、現実世界から仮想世界に切り替わるのはまだまだ慣れないな。」


周りを見渡すけどノワールが見当たらない。


「あれっ、昨日ログアウトする時は、ノワール出したまましたんだけどなー。あっ、もしかして…」


 僕はステータス画面を呼び出して、モンスターの一覧を呼び出していく。


「カードがやっぱり保管された状態になっている。これを【使用する】を選択っと」


手元にカードが現れる。


「モンスターブリード」


手元のカードが消えて、三又の綺麗な黒の毛並みのノワールが現れた。


「おはよう、ノワール」


「レオ、おはようにゃ」


  僕は早速、ノワールを床にひっくり返して首とお腹をさすってあげる。


「ふにゃんふにゃん。気持ちいいにゃー」


目を閉じて、リラックスした表情で尻尾をぷんぷんと振る。


 さて、僕もネットでやってたやつをやってみよう。とノワールのすべすべのお腹に顔をくっつけた。


「ふわーいい香り。猫ってこんなにいい香りがするんだ。」


「ふにゃん。重たいにゃー。」


おっと、力加減を間違えてしまった様だ。


「ごめんごめんノワール。」


「ふにゃん。そんなにいい香りにゃらたまに嗅がせてあげるにゃ。でも重いのは嫌にゃ。」


「分かったよ。ありがとね。ノワール。」


「にゃん。で今日は何するにゃ?」


「 軍資金獲得のために今日も草原に狩に行こう!」


「了解にゃ」


◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


「あっ、ノワール。あそこの草の陰に草原ラビットが見えたよ」


僕は小声でノワールに話しかける


「みゃーも見えたにゃ。ここからだとスキルが届かないにゃ。」


「忍び足でさっちされない様に近くまで行こう。」


僕とノワールは、抜き足、差し足忍び足で、すつすっと道を歩いて行くが、所詮相手は兎。


「あっ、耳が動いた。バレたみたいだよ。」


「しょうがないにゃ。奇襲はやめてこっから攻撃にゃ。」


「いくよ。ノワール。溜める」


「チッ違うにゃ。レオ、ここは尻尾を振るにゃ。」


ノワールはそう、抗議するが放たれたスキル名を発動する為、お尻を上げて、後ろ足に力を溜め始めた。


「ごめん。もう言っちゃったから。次は、にゃんキック」


「ふにゃん。にゃんキックにゃー」


ノワールが空中にジャンプし、中央でくるっと一回りして、草原ラビットに向けてキックを放つが…。



もうその場所に草原ラビットの姿はなく、こちらに向かって猛ダッシュしてくる所だった。


「かっ空振りにゃ。レオ避けるにゃ」


「兎の攻撃くらい分ないさ。」


真正面からの突進だろ、横にそっと避けて上げればと思っていたら、兎が方向を僕に合わせて変えてきた。


「いやっ、方向転換すんなよ,ぐはっ」


痛覚ダメージは、ゲームシステムの使用上ないが、体力ゲージが一気に3割も減っている。




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