モンスターワールドで稼ぐ?
「ふにゃ。もちろんバイトするのが一番確実に安定的に稼げるのにゃ。でもにゃ、レオ。ブリーダーは上手くいけばもっともっと稼げるにゃ。」
「いや、僕もそうは思うよ。そう思うんだけど、軍資金がないとスピードアップ出来ないじゃない?ゲームの課金て、時間を使わずにサクサク進める為のものでもあるんだよ。軍資金なしでチビチビやっててもニッチもサッチも行かないよ。」
「ニャッニャッニャッニャッ」
ノワールが指を振らずに右側の前足を小刻みに横に振る。
「いいかにゃ。レオ。それも一つの方法ではあるけど、全くの正解でもないにゃ。0から始めて自分で考えて自分で苦労するそうすることで得られることもあるにゃ。お金の流れとモノの流れ、それを把握して上手いことすれば今のままでもなんとかなるにゃ。」
「うん、僕もする前はそう思ってだんだけどね。」
「にゃっにゃっ。でも、モノをコロコロ動かすにも軍資金はやっぱり必要にゃ。」
「そうだよね。やっぱり必要だよね。うん、新聞配達増やしてくる。」
「だから、待つにゃ。レオは最後まで話をしっかり聞くにゃ。」
「はい」
宿屋の一室でノワールと話しているとはいえ、これは側から見るとなんとも滑稽な状況である。ゲームのモンスターに教えを受けているマスター(ブリーダー)主従の立場逆転の一場面である。
「今からリアルに戻るにゃ。今度来た時もっと草原でラビット狩るにゃ。そしたら、もう一体モンスターお迎えするにゃ。」
「まー、同じことを繰り返せば、明日にはまた野良ガチャ引けるかもだけど。でも、少し増やしてもあまり変わらなくない?」
「そんなことないにゃ。レオがみゃーも含めて、もう4体召喚すれば、ブリードの親としてレンタルが出来るにゃ。」
「確かに。今はノワール一匹しかいないから、レンタル出来なかったけど、他にもモンスターいたらレンタルに出せるか。」
「そうにゃ。それでモンスターのハントと、レンタル料が入ってくる様になるにゃ。」
「でも、そう上手くいくかな?ノワールをレンタルしても、人語が上手く引き継がれるか分からないでしょ。沢山に人語が受け継がれたら、人語のノワールの価値も下がるんじゃ」
「ふみゃん。勿論そうにゃ。にゃので、みゃーはレンタルしないにゃ。」
「はっ??なら何をレンタルするっていうのさ。これから野良ガチャ引いてもノワールみたいな希少なスキル持ちが出てくるとは限らないんだよ。」
「みゃー、みゃー。そこは来たらまたレオにも分かるにゃ。まずは、3体召喚出来るように軍資金集め頑張るにゃ」
「そうだね。次インした時はバリバリバトルするからよろしく頼むよ。ノワール」
「ふみゃん。任せるにゃ〜」




