私達は大ガエルを倒したいけど勇気が足りない
(前回のおさらい!)
妖怪屋敷で北斗が告白したらしい!命華がOKしたから付き合うのかな?楓くんも倒れたけどもう慣れちゃった(笑)今回も勇気が足りないっ!
楓くんが倒れて寝ている間に、私も寝てしまっていたみたい。
北斗と命華達が妖怪屋敷から外までおぶって行ってくれたんだって。朝気が付いたら、楓くんと寄りかかって寝ていた。
「先輩っ、テレポートしますよ」
「うん....分かったー.....」
私は目を擦りながら言った。
結構寝たんだな、私。
「テレポート!あっ、間違えた!」
「え!?何が!?」
着くと、マグマが広がっていて大ガエルがゲコゲコ鳴いているところに来た。
背中が青くて、全体が赤く、所々紅の点々がある。そんな大ガエルだ。
.........キモイ!
「すみません。テレポートバグりました。」
「うぅ、マグマあるし.........帰りたいー!帰りたいよおーっ」
知依李が言うと、楓くんがシュンとして、言った。
「すみません・・・」
「いや、いいんだけど、瑞希が・・・。」
知依李が指さした。
その方向には、カエルに追いかけられている瑞希があった。
「やああああぁぁぁぁぁっ!!助けてえぇぇっ!!!お願いやからあああ!」
「北斗、ファイア!」
北斗に無茶振りすると、やはり北斗が困った。
「魔剣流星群!」
「怖っ・・・」
知依李が引き気味に言った。
普通に魔剣流星群がの魔剣が飛んでいく。
カエルに当たったが、血がドバドバ出るし、倒れたら地震が起こるし、血がどっくどく流れるし、どんどん消えていく。
(.........ぐっ、グロい・・・)
「うぇ〜.........グロい・・・」
命華が後ずさりしながら言葉を発した。
瑞希は泣きながら座り込んだ。
そうしたら、北斗が走って瑞希の所へ行った。
どうやら、瑞希は目の前の大量の血を見てショックと恐怖を覚えたらしい。
「北斗.........うっ、うっく.........」
「大丈夫だ。瑞希、泣くな」
「北斗.........!」
瑞希が北斗に抱きついた。
それを見た命華が怒りながら近づいて行ったので心配して、私、知依李、楓くんは小走りで命華について行った。
「瑞希!」
「めっ、命華.........」
「命華!」
叫ぶ命華と、恐る恐る顔を上げる瑞希。
北斗はビックリしながら瑞希を突き飛ばした。
.........大量の、血の中に。
ビシャッ!と瑞希の顔や服に血が飛び散った。
私と楓くんは驚きを隠せなくて、口に手を当てて突っ立っていた。
「どういうつもり?」
「瑞希が抱きついてきただけだろ」
「そういうことじゃないでしょ!」
「じゃあ何なんだよ!」
いつもの喧嘩じゃない。命華が本気だ。
北斗だって、負けていない。
「何なのよ!北斗の女好き!」
「なんでそうなるんだよ!俺は悪くねえからな」
「どうしてよ!私にはあんな顔しない癖に」
「はぁ?なんだよそれ!」
ヤキモチ、かな?
涙目の命華の顔には、怒りと悲しみが浮かんでいた。
「もう関わらないで!」
「お前、言ったからな!」
私は、はっと我に返り、瑞希の手を引っ張り、みずきの体を起こした。
「ごめん、南那架。せっかくの服が.........」
「いいよ、大丈夫。早く洗わないと。」
「噴水!」
ぶっしゃあああ!と噴水が噴き出し、瑞希を連れ去ってしまう。
何秒かして、みずきが地面に足を着いた。
「........命華、怒ってるん、ウチのせいやんな。」
「.........なんとも言えないです。」
「仲直りするんじゃない?分かんないけど」
何だか、世界が別れているみたいだ。
命華の世界ー北斗の世界ー私達4人の世界。
仲間割れだけは、ダメだって、決めたから。
全力でサポートするよ。
「帰ろ、楓くん。」
「そうですね。いつも通り学校でいいですか?」
「うん。お願い。」
知依李が言った。
楓くんが高く手を挙げた。
「テレポート!!」
明日は仲直りしてくれるかな。
そう思いながら、保健室のベットに眠った。




