やたらと、、、? 何でも隠す奴がいる!?
僕の友達に、やたら何でも隠す奴がいる!
『秘密主義者』なんだと思うんだけど......?
それにしても、どうでもいい事まで何でも隠すから話しずらい!
例えばね、、、?
ホントにどうでもいいだろうって思う事から、、、。
『昨日さ~ 晩御飯、何食べた?』
『ごめん、言えないよ~!』
『...晩御飯だよ?』
『ううん』
『じゃさ~昨日誰と一緒にいたの?』
『うん、昨日は一人で家に居たかな?』
『...そこは隠さないんだ~!』
『まぁね!』
...本当に、面倒くさい奴だな!
▼
ただ、コイツもいいところがある!
僕の名前は 『山田 稔彦』でこの秘密主義者の名前は 『馬田 俊樹』
幼なじみで、僕は何でも隠す俊樹に何でも話していた。
【信頼・安心なんだよねぇ~】
本当に、誰にも言わないから、、、!
大切な話をして僕が【これは! 秘密事項だから!!!】と強く言うと、、、?
絶対に、誰にも言わないんだ!!
▽
僕たちが子供の時に、こんな事があった!
クラスで、誰が誰を好きなのか、、、?
みんなで言い合おうとなり僕は俊樹にだけ! コッソリと僕の大好きな女の子
の事を話していたのだけど、、、?
僕が大好きな女子の事を言わないから、俊樹がみんなに攻撃されてしまった!
『馬田は、山田と仲がいいから知ってんだろう~ 山田の好きな女子のこと!
言えよ~山田は言わないだろうしな! 馬田、知ってんだろう? 誰だよ~!』
『ごめん、ボクは知らない!』
『嘘だよ! 知ってるに決まってるだろう~言えよ~!』
『本当にボクは、知らないんだよ!』
『...もういいよ!』
僕は、ただ陰から見ていただけ...!
俊樹は、最後まで言わなかった。
僕はこの時、俊樹の事は信頼・信用できると思ったんだ!!!
だから、俊樹となら本心を言える【親友】になれると思った!
▼
大人になった僕たちの関係は、あの時と何も変わってない!
ただあんまりにも隠し事が多いから、僕が知らない俊樹が多いけど、、、?
そもそも、僕は俊樹の連絡先や住んでる場所、何の仕事をしてるのかも知らない。
これって、、、?
【親友と呼べるのか、、、?】
それでも、俊樹といると......?
僕が安心するし、こうやって頻繁に会えているのだから問題ないと思っている。
▽
ボクは『馬田 俊樹』だ!
それにボクは、【秘密主義者】だ!
それに何より、きっとボクの事を【親友】と思っている山田には申し訳ないが
ボクは、山田に隠している事が山ほどある!
先ずは、ボクたちが子供の頃の話なのだけど、、、?
クラスで、誰が誰を好きなのか? みんなで言い合う事になり、、、!
ボクの好きな女の子は、山田と同じ女の子だった。
だから、誰にも言わなかっただけだ!
しかも、、、!?
今は、その女の子と【結婚して二人の子供もいる!】
家も、山田の近所に住んでいるが山田にはバレていない!!!
まさか!?
同じ女の子の事が好きだったなんて! 思ってもないだろうし!
それに未だに、、、山田は、ボクの奥さんの事が好きとか言ってるし!
もう、ボクの嫁でボクとの間に子供も二人いる。
決して! 【嘘】はついていないんだよ!
ただ、言わないだけだ!
『まぁ、ぼくは山田を裏切ってるとは思うけどね、、、?』
何時、バレるんじゃないかと、、、?
毎日、ヒヤヒヤしながら生活しているよ。
ここでボクの【本心】を言えば、、、?
『ボクは、山田の事を親友とは思ってはいない!!! ごめん、山田。』