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宿屋と通貨の差異の気付き

 宿屋が空いていない。冒険者ギルドで時間を使い過ぎたみたいだ。…仕方がない、お金はあるし、安いから空いている方ではなく、高級だから空いている方へ行こう。

 俺は、この宿屋街の中で一番高価そうな店に望みをかけ入ったのだった。



 「いらっしゃいませ。」

「まだ部屋は空いているか?」

「はい、空いていますよ。」

よかった。ここはまだ空いているみたいだ。

「それならここに泊まろう。金貨何枚で泊まれる?」

「そ、そんな…金貨なんて。うちは銀貨5枚ですよ。」

なぜ、銀貨5枚の宿なのに金貨で驚いているんだ?

「すいません、今手持ちに金貨しかないのですが、お釣りは大丈夫ですか。」

そういって俺は金貨を一枚渡した。

「…は、はい分かりました。それでは銀貨95枚です。」

…待て待て待て、金貨の交換レートは銀貨100枚なのか!?ということは、硬化の価値も変わっていると考えた方がいいな。だが、今は疲れた。とりあえず宿でゆっくりしよう。

「ありがとう。」

「こちらが部屋の鍵です。御食事はどうなされますか?」

そういえば、ここ数千年ほど食事をとっていないな。…少し気にはなるが、今日はもう時間も遅いしまたにしよう。

「いや、大丈夫だ。今日はもう寝させてもらおう。」

「かしこまりました。ゆっくりお休みください。」

 そうして俺は借りた部屋に入った。

 


 意外と狭いぞ。入ってそう思った。銀貨の価値はあまり変わっていないのかもしれない。そう思いながらベットに倒れこんだ。…意外と固い。もしかして5000年も経つとベットは固い方が好まれるのか?…よし、俺は固いのは好きではないが、これも旅の醍醐味として、

「マスター、私は魔法でベットの上にベットを作って寝ますね。」

俺もそうしよう。




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