年季の差
ということで、今しがた気絶させた少女を魔法で起こし観客席の方に座らせた。
「あんた、学院長と戦うって言うの!?いくら私にまぐれで勝ったからって調子に乗らないほうがいいわよ!」
なんてことを言っていた。俺と学院長の話を聞いていなかったからしょうがないが生意気な小娘だな。それに呼応するように、観客たちも騒ぎ出した。みんなが学院長を応援しているみたいだ。うん、知ってた。
「それじゃあやりましょうか。」
「そうじゃな。」
俺と、学院長の戦いが始まった。
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結果は俺の圧勝。さすがは学院長、あの少女よりは強い魔法を使って来たが所詮は人間。この感じを見るにサクラはもちろんのこと、ラツでも十分勝てそうだ。途中で生徒の1人が、
「学院長は50年も魔法を研究し続けてるんだぜ!!」
とか言ってたけど、私その100倍は研究してるんだよなー。ちなみに、体術は全く見せていないので、癪に触った生徒が難癖つけてくるんだったら、魔法なしの決闘とかを申し込んでくるんだろう。実際、生徒の中の異世界転移組のうちの1人がすごい殺気だってた。多分自分が主人公だとかでも思ってたのかな?よくわからん。
「いやー、久しぶりに魔法で負けたわ。いい経験になったわい。ありがとう。」
学院長が頭を下げた。そのことに観客が軽く殺気立っている。結構人気あるんだな、この学院長。
「そんな、頭を上げてください。生徒たちがいまにもこちらに魔法を打ちそうなので。」
「そうじゃな。それじゃあそなたには特権を授けよう。いつでも気が向いたときにこの学院のダンジョンを使ってくれ。それは30日たった後でも有効じゃ。ただ、色々と面倒くさいことがあるのでダンジョンに来る前に学院長室に来てから出たのむぞ。」
「わかりました。」
これで俺たちは学院内での自由を手に入れた。
そのまま俺たちは割り当てられた部屋へ。そこは客間のようだ。かなり広い。
「ユウキ様、かっこよかった。すごい!」
「ラツ、あの女はもちろん、学院長にもお前は勝てるぞ。」
「ほんと!?」
「ああ、もちろん。ラツはそれくらい強いんだ。」
実際ラツとサクラはめちゃくちゃ強いんだが、私に難癖つけるために2人を狙う生徒は出て来るだろう。
「だからな、この学院にいる間はなんとなく気をつけておいてくれ。決闘しろとか言われたら、コテンパンにしてやるんだぞ。この学院にいるあの学院長より強いやつは俺たち以外いないからな。」
「わかった。コテンパンにする。」
さあ、5000何年かぶりの学校生活の始まりだ。(マスター、ここは学院なので正確には初めての学院生活の始まりだが正しいかと。)…はい。




