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5000年で衰退しきった魔法

 5分ほどして受付の人は戻ってきた。

「話がつきました。とりあえずこの学院で一番強いやつと戦え…と。その結果次第ではわしが相手になる。とのことです。」

やっぱりそうなるよな。よくよく考えたら何言ってんだこいつだもんな。よく学院長に話通してくれたわ。

「わかりました。」

「それではこちらで行いますのでついてきてください。」

俺はそのまま受付の人について行った。

「お連れの2人は観客席があるのでそちらでご観覧ください。」

ラツとサクラは観客席の方に歩いて行った。…ちょっと待て、観客席だと!?




 案の定闘技場のようなところに通された。しかも生徒と思わしき人々が観客席にズラッと…なぜこんなことに。

「恥をかいていただく予定なので、その恥は大きいほうが今後のためになるので。」

なるほど、確かに、負けた時全校生徒が承認なら文句は言えないわな。まあ、負ける可能性は0なんだが。

「なるほど、そういうことですか。」

「怖気付いたんですか?」

「まさか、相手をする人がかわいそうだと思って。」

「…。」

もう黙られた。そして闘技場の方に出ろって顎をヒョイってやってるんだが。なめられてるなー。これは少しくらい遊んでも文句は言われないでしょ。(負ける可能性が出るような遊び方はしないでくださいマスター。阿呆らしいので。)はいはい、もちろんそんなことはしないさ。

俺はサクラとそんな会話をしながら闘技場のようなものの中央に向かった。




 対戦相手はもうそこにいた。会場の雰囲気からするに対戦相手は人気らしい。ちなみに女なので特に男性の勢いが怖い。というか俺にさっきを向けてきている奴もいる。確かにモテそうだな。しかも、あまりに人気で誰も告らないくらいのやつだ。まあ、俺が惚れるとかはないからあまり関係ないがな。

「あなたが愚か者ね、それかど田舎から出てきたのかしら、この王立魔術学院がどう行ったものかわかっているのかしら。」

「属性魔法しか使えない低脳が集まる学校だろ、知っている。それより御託はいい。早く始めろ。」

「絶対後悔させてやるわ!!」

そう叫んだ後、彼女は後ろに飛んで距離をとった。

「炎よ・我が呼びかけを持って・打ち倒せ・ファイアボール! まずは小手調べね。」

彼女がファイアボールを打ってきたので俺はそのファイアボールより少し強いファイアボールを打ってやる。うまく相手のファイアボールに当て、その後、彼女の手前ギリギリで消滅するよう威力を絶妙にコントロールした。まあ、彼女はそんなこと知らないから大きく飛んでかわす。彼女の顔をみるに、かなり心中穏やかじゃないみたいだ。

「暴風よ・我が呼びかけを持って・斬り伏せろ・ウインドカッター! これならどう!?」

俺はウインドカッターでさっきと同じことをする。彼女は空中から魔法を打ってきたのでかわすすべがない。とっさに腕をクロスしてガードしようとしている。まあ、当たる直前消えるんですけどね。彼女は当たらなくてホッとしているようだ。これならいけるかもとか思ってる顔してる。

「氷よ・我が呼びかに応じ・殲滅せよ・アイシクルグラボル! どう!氷属性よ!」

氷属性という属性は存在している、しかし、水属性と、風属性、後火属性の要素に分解できる。そのため、その三つの属性をマスターしていれば氷属性は別段難しい属性ではない。まあ、そんなこといまの時代の人々は知らないから、使い手が少ない魔法ということで威張っているんだろう。ほんと衰退したな、魔法。もちろん俺は、こんなことを考えながら今までと同じことをしているぞ。お、なんか高いところから見ている学院長らしきやつは気付いたみたいだ。俺が遊んでること。まあ、等の対戦相手さんは全く気付いていない見たいだ。それどころかこれならなんとかなるんじゃないかというような顔をしている。氷のつぶて20発前後、全部打ち返しながら彼女の方に向かわせ、なおかつギリギリで消しているということにわかってないみたいだ。

「光を・我が呼びかけを持って・貫け・ライトレーザー! これで終わりよ!」

お、今までより少し威力が強いそれに多分この魔法が彼女の十八番なのだろう。非常に自信ありげだ。ということでそれを俺は片手で弾き飛ばし、同じライトレーザーをめっちゃ太くして威力を大怪我にならないギリギリにしてぶっ放した。彼女は驚いた顔をしながらレーザーをもろにくらい気絶。まず、俺がずっと無詠唱だってことの意味をちゃんと理解していなかったようだ。最初は少し疑問に思ったようだが。まあ、今まで負けを経験してこなかったような感じだな。これで成長するか、魔法が使えなくなるかは彼女次第だな。


 俺がそんなことを考えている中、会場は今起きたことが信じられないのかのように静まり返っていた。

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