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ウィークスライム

 ということでパーティも組んだ俺たちは、ウィークスライムを討伐するため、王都近くの草原に来ていた。

「よし、ラツ、ウィークスライムについてはわかっているか?」

「はい、使ってくる攻撃は体当たりだけで、攻撃力が皆無なので、ダメージを受けるのは3歳まで、と言われるほど弱い魔物ですよね。」

「そうだ。」

「また、スライム種を殺すには、魔石とは別にある核を壊すことが一番早いと言われていますが、ウィークスライムは体を覆っている柔らかい部分の内側全てが核だというくらい、角が大きいので、どこを攻撃しても倒せる。これくらいしか知りません。」

「十分よくわかっているぞ。さすがラツだな。」

「うん!」

ラツは褒められて嬉しそうだ。しかし、らつが言った説明に少しきになることがあったな。5000年前は、ウィークスライムからダメージを受けるのは0歳まで、だったはずだが。まあ、5000年の間に何かあったんだろう。

「わかっていると思うが、弱いのはウィークスライムであって、スライムは十分強いからな。」

「はい。わかっています。」

そうなのだ、この世界のスライムは強い。まず、ウィークスライム以外のスライムは体に対して核が小さい。そして、核が常にかなりのスピードで不規則に動いている。それなら核をあえて狙う必要はないと思ったものもいるみたいだが、核以外にはダメージが全くと言っていいほど通らない。そのスライムの苦手属性で、なおかつ高威力の魔法で、ようやくかすり傷程度だ。そのため、普通のスライム一体倒せないというパーティはよくいるし、酸や猛毒を使ってくるにパーティが壊滅させられるなんて日常茶飯事だ。さらにたちが悪いのは、スライムは核を壊すと魔石を残して全身全て消滅することだ。魔石もそこまで大きくならないし、枯れても旨味がほとんどない。

 そんなことを考えていたら、ウィークスライムを見つけた。

「ラツ、思うようにやってみろ。」

「うん。」

頷くとラツはすぐに魔力を変換し始め、ファイアボールをスライムにうった。そのまま直撃し、ウィークスライムは魔石を残して消滅した。それにしても、ラツの魔法、火力が上がったな。外側の柔らかい部分を全て焼き尽くしても、なお、内側の核のほとんどを燃やしたんだ。この世界基準で考えると、おかしい火力である。

「ラツ、魔力変化の制度と、攻撃力については完璧だ。だが、周りにももう少し気を向けるんだ。急に別の魔物から襲われることだってないわけじゃない。あとは、魔力変化の速度をもっともっとあげていけばいいさ。」

「わかった。でも、今はユウキ様がいるから、安全。」

「確かにそうだが、周りに気を向けることは癖にしたほうがいい。俺がいても、ちゃんと周りに気を向けるようにするんだ。」

「…わかった。」

よし、わかってくれたみたいだ。

 そのあと、何体かラツがウィークスライムを狩って王都に戻った。ちなみに、俺とサクラで周辺の魔物をほぼ全て狩り、ホーンラビット一体を攻撃途中のラツにけしかけてみたが、難なく対処していたので、目一杯褒めてやった。










 クエスト完了の報告をしたあと、俺は受付嬢にフェンリルの件を聞いてみることにした。

「すみません、素材のオークションのことって、どうなっているか調べてもらっていいですか?このギルドカードに刻んでもらっているので。」

「オークション?はい、わかりました。少しお待ちください。」

 そりゃ不思議だよな。Eランク冒険者が素材のオークションとか言い出したんだもんな。…それにしても結構待つな。奥の方からなんだか大きな声が聞こえるんだが大丈夫だろうか?

「す、すみません!この案件は下っ端の私には対処しかねますので、ギルドマスターに一任しました。ですので、こちらにくてください。」

あれ、ちょっと気になったから聞いただけなんだけど、なんか大事になってね!?















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