撮影と龍くん
時間になって部屋にスタイリストさんがやってきて、スタイリングをしてくれて、メイクさんが私を綺麗にしてくれた。
そして只今撮影中です。
パシャパシャ
連続的に鳴るシャッター音。
それにあわせてポージングを工夫していく私。
終わったかとおもえば、次の服へと着替えて…次々と撮影をしていく。
「はーい、いーよー、お疲れ様でーす」
やっとおわった。
「ありがとうございました。」
そういって楽屋へ戻る道をあるいた。
***
急いで身支度をして、楽屋をあとにした。
少し撮影スペースをのぞいていくと、そこには倉木龍がいて、撮られていた。
「わ…かっこいい…」
ついつい見とれて、見つめていると、目があってしまった。
少しこっちを見てすぐそらされた。
「何あいつ。」
なんかそらされたことにイラついてきづかれないように睨んで帰った。
***
「お疲れ~~!!」
「あ、みくさん、これ洋服ありがとうございました。今日は疲れたので従業員専用のそこの部屋で休んできます」
「はいはーい。ていうかその部屋ね、うちらはポップルームってよんでるから愛ちゃんもそうよんで」
「はい、では」
ガチャ
んーー疲れた~あ。
ソファに横になるとメールがとどいた。
「倉木龍からだ。」
>名前教えろ
教えろって…くっそ生意気め。
あんたは初対面だし私有名人じゃないから知らないだろうけど、あんたより年上ですー!
>宮島愛です
>ぴったりだな、名前。
>どこがですか
わざと顔文字などは打たないようにした。
>顔が
顔~~??
>それどーいうことですか?
>わかんなくていい
なにそれ、腹っ立つーーー
>あたし、あんたより年上ですけど
>何歳
>24歳
>へー、あ仕事行くからまたな
くそ生意気めぇ………
そんなことを思いながらスマホを鞄にしまって、眠りについた。